2025年10月7日火曜日

旧中山道を歩いてきた

馬籠宿に泊まったら,やっぱり旧中山道ハイキング.

馬籠峠を越えて,妻籠宿まで行きました.

馬籠宿から妻籠宿まで約8km.おおよそ3時間.

俵屋を出発して石畳を登っていくと,高札を横に見ながら宿場に別れを告げます.

岐阜県側(馬籠側)は道がカラー舗装になっているなど分かりやすく整備されていて,ほぼ迷うことなく進めます.

至る所に熊注意の看板があり,私たちも熊鈴を着けて臨みました(馬籠館で売ってます).尤も,外国人の方々を中心にハイキングしている方は多くいて,さほど不安を感じることはありませんでした.

行程の約1/3で馬籠峠に到着,私たちが到着したとき,茶屋は閉まっていました.閉業してしまったのかと思ったのですが,帰りのバスから見たら営業していました.

馬籠宿のほうが標高が高いため,妻籠宿に向かうほうが楽とされています.この先は基本的に下りになります.

長野県側はところどころ石畳があるものの,基本的に山道.下りではあるものの,案外侮れません.

ちょうど行程の真ん中ぐらいに一石栃 立場茶屋という休憩場所があります.

かつて番所があったあたりだそうで,古い建物が無料の休憩所として整備されています.お茶屋やお菓子が無料で提供されるなんてありがたい.トイレもあります.

茶屋にはボランティアの方がいて,なんと囲炉裏には火が燃えています.近づくと暑いけど,古民家らしくて雰囲気満点です.

ここから渓流を友に瀧を見たりしながら頑張って歩くと大妻籠宿.奥妻籠が訛ったものだそうで,「妻籠に着いた!」とぬか喜びしてしまいますが,まだ妻籠宿までは2km弱あります.

妻籠宿は川沿いにあって発電所などもあり,馬籠宿よりかなり開けた印象です.鉄道駅(中央線・南木曽駅)からもさほど遠くなく,明るい雰囲気があります.

道路はアスファルト舗装されていて車も通るなど,馬籠宿よりも日常的なイメージですが,古い建物はこちらのほうが残っています.

我が家も無事に約3時間で到着,食堂になだれ込んで昼食をいただきました.

妻籠宿も見どころは多いのですが,暑い中を歩いてきてバテ気味だったのと,帰りのバスまであまり時間がなかったので,エアコンの効いたカフェでアイスクリームを嘗める体たらく.歩いたことに満足して帰りました.

妻籠から馬籠へはバスがあるのですが,夏休み期間をすぎると1日4便しかありません.我が家は次のホテルへの移動もあったので,14:22のバスに乗りました.この次は16:42の終バスです.

バスの車中は6割がた外国人のみなさん.ほとんどが同じルートでハイキングしてきた方々でした.

バスは苦しげに急勾配を登り,馬籠に向かいます.途中,ハイキングで横切った箇所を通るので,ルートを復習するかの如くです.

おおよそ30分かけて馬籠館前のバス停に到着.ハイキングは無事に終わりました.


晴天に恵まれて楽しいハイキングでした.途中の風景や建築物にも見どころが多いので,多くの方にお勧めできるコースだと思います.

なお,妻籠にはタクシーもいました.すぐに乗れるのか(迎車ではないのか)までは分かりませんでしたが・・・確実に乗れるのであれば,バスよりも旅の自由度を上げてくれると思います.

0 件のコメント:

コメントを投稿