2019年6月28日金曜日

USB-Cディスプレイを机に直置き

コンパクトなUSB-C & Ultra HD (UHD)ディスプレイを導入しました.

今回のお題は,奥行のあまりない机でも,タブレットPCを接続して快適な作業環境を実現したい,ということなんです.

ThinkVision P24h-10

置いたのはLenovoのThinkVision P24h-10というヤツ.23.8インチで2560x1440ピクセルのUHDモデルです.

同シリーズには似たような型番の仕様違いがあり,24インチサイズでUSB-Cに対応し,FHDを超える解像度なのはP24h-10のみです.このほかに,解像度は同じだがUSB-C非対応のP24q-10,USB-C対応だがFHDなT24m-10があり,外観はソックリなのでポチるときは注意が必要です.

ちょっと古いモデルではあるものの,電源内蔵でACアダプタなしはポイント高いです.輝度や入力切替のスイッチは前面右下にあり,下面には何もないため,直置きに向いています.

ハブ出力となるUSB-Aコネクタは向かって右手に4つが集約されており,うち1つは電源供給ポートです.

机に直置き

ここからが本題.奥行がない机(カウンター)にこのディスプレイを直置きします.作り付けカウンターなので,ディスプレイアームが使えないのです.

ディスプレイスタンドが塞ぐ分の面積を節約し,画面をできるだけ顔から遠ざけて置く,というのが目論見です.

ま,具体的には,「ワイヤースタンド」をキックスタンドの代わりに背面に張り付け,ずれ防止のための「防振粘着マット」を下辺にくっつけて,机に置く,というだけですが.

注意点があるとすれば,ディスプレイの背面形状を見てからワイヤースタンドの長さを選んだ方がよい,ということでしょうか.P24h-10の背面は平ではなく,電源・コネクタ部が箱状に出っ張ているのです.検討の結果,長さ150mmの「極小」サイズを選びました.

で,直置き快適です.当方,奥行き600mmのカウンターに設置してスケーリング100%でイケてるので,UHDモデルを選んで良かったと強く思います.


ディスプレイ選び

今回は24インチ前後かつUHD解像度のものを探しました.タブレットPCやノートPCより明確に大きく,かつ近距離で見て圧迫感がない,とすると,20~24インチかなあ,と思いました.

普段使っているElite x2 1012 G2が268 PPI, Surface Goでも217 PPIありますので,FHDではちょっと不満なんです.FHDで24インチだと100 PPIを切ってしまうんですよね.

Windows用,というか汎用ディスプレイでは,27インチ以上の USB-C & UHD は選択肢がかなり増えてきたのですが,それより小さいサイズではほとんど新製品がなく,実質的にPhilipsかLenovoしかありません.

私的 USB-C & UHD ディスプレイ比較
名称 呼びサイズ ピクセル数 PPI 筐体横幅 PD出力 発売年
ThinkVision P24h-10 24inch 2560x1440 123 540mm 45W 2017
Philips 258B6QUEB/11 25inch 2560x1440 118 571mm 45W 2016
LG Ultrafine 4K 24inch 3840x2160 186 556mm 85W 2019
LG 27UD88-W 27inch 3840x2160 163 615mm 60W 2016

本当はLGのUltrafine 4Kがいいんですけど,Windowsでは設定変更が難しいらしく,諦めました.Ultrafine 4Kは狭額縁ではないので,ちょっとだけP24h-10より横幅が大きいのですが,解像度とPD出力はすごいですね.

画面サイズが小さいP24h-10はコンパクトであること以外に,もう1つ大きな美点があります.それは電源が内蔵型であること.職場で使っているLG 27UD88-WとPhilips 258B6QUEB/11には巨大なACアダプタが付くんです.

そろそろWindowsでも使えるコンパクトなUSB-C 4Kディスプレイに登場してもらいたいですね.電源内蔵で.

2019年6月12日水曜日

USB type C ハブ(また)買いました

USB-C用の多機能ハブをまた買ってしまいました.iMXPWというブランド?のModel T0706というモノで,USB-C1口をUSB-A, HDMI, SD, microSD, 充電用USB-Cへ拡張してくれる,5in1です.

以前からケーブルで接続するタイプの多機能USB-Cハブを持っていたのですが,それなりの大きさがあることと,カバンやポーチの中でケーブルが案外邪魔,ということがあり,コネクタ直付けタイプを選びました.

パッケージは簡素ながら製品がぐらつかないよう工夫されており,多言語のマニュアルに日本語も含まれています.ケースが付いているは何となく嬉しいですが,当方はケーブルと一緒にポーチへ放り込んでいます.

コネクタの突起を除くと,幅35mm・長さ90mm・厚さ11mmとコンパクト.当方が以前購入した,ケーブルが付いているタイプのハブと比べますと,機能が違うので本体のサイズ差は仕方ないとしても,実質的な大きさはかなり小さく感じます.

コネクタは中心から少しずれた位置にあるため,薄型ノートPCでもひっくり返せば装着できるのではないかと思います.経年変化は分かりませんが,USB-Cコネクタはカチっとしっかり嵌ります.

明らかにMacBookを主眼としている製品だとは思いますが,当方のSurface GoやElite x2 1012 G2でもキチンと動作します.


さて,パススルー充電用のUSB-Cポートですが,手持ちのUSB-C PD可能なディスプレイに接続するとどうなるのか試してみました.

Surface Goでの結論からいうと,ディスプレイとの相性があるようです.

  • LG 27UD88-Wと接続すると,画面は出ないものの充電は行われました.
  • Philips 258B6QUEB/11と接続すると,画面も出ず充電も行われませんでした.

ただし,Philips 258B6QUEB/11でも先の比較に出したケーブル型のハブでは充電できました.なので,100%ディスプレイ側の問題とは言えないようです.なお,どちらのディスプレイもSurface GoのUSB-Cポートに直接つなげば充電と画像出力が同時にできることを確認しております.