コンパクトなUSB-C & Ultra HD (UHD)ディスプレイを導入しました.
今回のお題は,奥行のあまりない机でも,タブレットPCを接続して快適な作業環境を実現したい,ということなんです.
ThinkVision P24h-10
置いたのはLenovoのThinkVision P24h-10というヤツ.23.8インチで2560x1440ピクセルのUHDモデルです.
同シリーズには似たような型番の仕様違いがあり,24インチサイズでUSB-Cに対応し,FHDを超える解像度なのはP24h-10のみです.このほかに,解像度は同じだがUSB-C非対応のP24q-10,USB-C対応だがFHDなT24m-10があり,外観はソックリなのでポチるときは注意が必要です.
ちょっと古いモデルではあるものの,電源内蔵でACアダプタなしはポイント高いです.輝度や入力切替のスイッチは前面右下にあり,下面には何もないため,直置きに向いています.
ハブ出力となるUSB-Aコネクタは向かって右手に4つが集約されており,うち1つは電源供給ポートです.
机に直置き
ここからが本題.奥行がない机(カウンター)にこのディスプレイを直置きします.作り付けカウンターなので,ディスプレイアームが使えないのです.
ディスプレイスタンドが塞ぐ分の面積を節約し,画面をできるだけ顔から遠ざけて置く,というのが目論見です.
ま,具体的には,「ワイヤースタンド」をキックスタンドの代わりに背面に張り付け,ずれ防止のための「防振粘着マット」を下辺にくっつけて,机に置く,というだけですが.
注意点があるとすれば,ディスプレイの背面形状を見てからワイヤースタンドの長さを選んだ方がよい,ということでしょうか.P24h-10の背面は平ではなく,電源・コネクタ部が箱状に出っ張ているのです.検討の結果,長さ150mmの「極小」サイズを選びました.
で,直置き快適です.当方,奥行き600mmのカウンターに設置してスケーリング100%でイケてるので,UHDモデルを選んで良かったと強く思います.
ディスプレイ選び
今回は24インチ前後かつUHD解像度のものを探しました.タブレットPCやノートPCより明確に大きく,かつ近距離で見て圧迫感がない,とすると,20~24インチかなあ,と思いました.
普段使っているElite x2 1012 G2が268 PPI, Surface Goでも217 PPIありますので,FHDではちょっと不満なんです.FHDで24インチだと100 PPIを切ってしまうんですよね.
Windows用,というか汎用ディスプレイでは,27インチ以上の USB-C & UHD は選択肢がかなり増えてきたのですが,それより小さいサイズではほとんど新製品がなく,実質的にPhilipsかLenovoしかありません.
名称 | 呼びサイズ | ピクセル数 | PPI | 筐体横幅 | PD出力 | 発売年 |
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ThinkVision P24h-10 | 24inch | 2560x1440 | 123 | 540mm | 45W | 2017 |
Philips 258B6QUEB/11 | 25inch | 2560x1440 | 118 | 571mm | 45W | 2016 |
LG Ultrafine 4K | 24inch | 3840x2160 | 186 | 556mm | 85W | 2019 |
LG 27UD88-W | 27inch | 3840x2160 | 163 | 615mm | 60W | 2016 |
本当はLGのUltrafine 4Kがいいんですけど,Windowsでは設定変更が難しいらしく,諦めました.Ultrafine 4Kは狭額縁ではないので,ちょっとだけP24h-10より横幅が大きいのですが,解像度とPD出力はすごいですね.
画面サイズが小さいP24h-10はコンパクトであること以外に,もう1つ大きな美点があります.それは電源が内蔵型であること.職場で使っているLG 27UD88-WとPhilips 258B6QUEB/11には巨大なACアダプタが付くんです.
そろそろWindowsでも使えるコンパクトなUSB-C 4Kディスプレイに登場してもらいたいですね.電源内蔵で.