2021年2月27日土曜日

iPadみたいなカメラ

クラシックな箱型なので,Nikon S のズームファインダーとPentax FA43mm のメタルフードでオシャレしてみました.

iPadみたいなカメラだな,と感じています,α7C.

無くてもいいけど,あると便利で手に取りやすい.他にαシリーズを持っていればなおさら.

なぜか巷のレビューでは,α7IIIとα7Cの比較が良く行われます.確かにスペックは似ていますが,これはちょっと的外れではないでしょうか.目指すところが違うので.

もう少しα7IIIとの価格差はあっていいんじゃないかとは思いますが.

2021年2月26日金曜日

6年分の進歩

α7C「π」君,α7II&α6000という2014年デビュー組と過ごしてきた当方は,技術の進化をすごく感じます.

α7IIからすると,感度もフォーカス性能もかなり向上しています.マルチセレクターは付きませんでしたが,ファインダーを覗きながらAF-ONボタンを押してびっくり.フォーカス枠ががっちり食いついて,カメラを振っても追従します.これならフォーカス枠を操作する必要がそもそもなさそう.

また,バリアングルモニタとタッチフォーカス,長らく待ち望んでおりました.控え目な電子ビューファインダからして,本機はAF能力を信じて撮影するタイプといえましょう.

ムービー撮影ボタンが表舞台に来たのも嬉しいかぎり.α7IIのグリップ親指側にある小さなムービーボタンはすごく押しにくくて,手持ちではいつも難儀していました.タリーライトが無いのは残念.

細かいことですけど,マウント周りのシナバー色部分が,他のα7シリーズとかなり違います.α7Cだけ,マウントリングの先っぽだけシナバーで,後は黒い.「35mm FULL-FRAME CMOS IMAGE SENSOR」という文言も,黒地に白字になります.基幹ラインから外れているってことを示してるんでしょうかね.

2021年2月25日木曜日

α7Cが来た

α7C, つまりILCE-7Cを買ってしまいました.

α7II持ちとしてはα7IIIかα7RIIIに行くのが順当なんでしょうけど,裏面照射フルフレームセンサを備えたムービーメインのカメラとしてα7Cを選びました.

モデル名板に「7C」と書かれていますが,遠目には大きく「π」とあるように見えます.

α7IIには,引き続き縦グリ付きオールドレンズ母艦として活躍してもらいます.


色はブラックです.本当は他モデルにないシルバーが欲しかったのですが,納期の関係で.

シルバーモデルは厚みがイメージしずらく,実際よりもボディが薄く見えます.巷のレビューで使われているのがシルバーモデルばかりなのは,そういう思惑でメーカーが供与したから,じゃないかと思っています.

コンパクトな印象を受けるものの,手許のRX100M3やα6000と比較するとやっぱりかなり大きいです.ノギスでボディ厚を測ってみますと,α6000:28mm, α7II:36.5mm, α7C:38mm と結構ふくよかです.

ただ,ペンタ部がないだけで,かなりコンパクトに見えるのは確かですし,α7IIと比べても100g軽いのは素晴らしい.

α6000に何の不満が?と言われると何もないのですが,4桁αスタイルのフルフレーム機登場ってSONY好きはワクワクします.

2021年2月17日水曜日

グレーも買っちゃった

Braunのコンパクトな電波時計 BNC008,グレーも買っちゃった.

元からグレーが欲しかったのですが,ネットで一生懸命検索しても在庫切れだったのです.黒も締まりがあってよかったのですが,先日グレーの在庫を見つけて,迷った末注文してしまいました.

筐体色だけでなく,グレーのモデルには1つ大きな特徴があります.それは液晶が反転表示ではない(時刻表示が黒)ということです.

おそらく筐体色とのつながりを狙ったデザインなのだと思いますが,黒色モデルでは液晶が反転表示(時刻表示がグレー)となっています(実は白色モデルも).このため表示のコントラストが低めで,このモデルの欠点として頻繁に指摘されています.

グレーのモデルは液晶の背景色と似ていますので,デザイン的にもスッキリしている上に文字も読みやすい.回り道してしまいましたが,買ってよかったと思います.

できれば,どの色のモデルでも液晶の反転設定をユーザーが変えられると良いのですが,難しいんでしょうかね.

2021年2月1日月曜日

車の買い替えについて考える

早いもので丸7年乗ったVW Golf mk7.ちょっと悩みましたが,3回目の車検を通してしまいました.Mk 8がまだ来ないから,と口に出してはみますが,やっぱり先立つものがちょっと・・・

ところで,車は長く乗るより短期間で乗り換えるほうがいい,という方もいますよね.ガメつく考えてみました.


自家用車維持費関数

車両代,車検費用,それに下取りor売却収入を考え,一定周期で買い替える場合の「年あたり平均費用」を考えてみます.

買い替えは車検のタイミングでする,と考えると,車検回数を n として 3+2n 年の間,同じ車を保有することになります.

後述しますが,新車から中古車への変化は劇的です.新車価格を基準にして,3年経過時の残価率をa (0<a<1),その後1年経つごとに残価が b倍(0<b<1)になると仮定しましょう.

点検整備費は車検毎まとめてかかるものとして,新車価格を基準に比率c (0<c<1)とします.

かなり単純化されていますが,このときの新車価格に対する年あたり平均費用比率はnの関数として次式になると考えられます.

パラメタの推定

では,具体的にa, b, cはどれぐらいの値でしょうか?ブランド・車種で違うのは承知の上,公開されているVWの資料で検討してみました.

VWのWebにて,残価設定ローン・リースの案内から3年後残価がみられます.

ざっと主要車種の値を調べて平均を取ると,新車の車両本体価格の 39%が3年後の残価ということでした.a=0.39としましょう.

VW車の車両価格と設定残価(単位:万円)
CompactSUV (FF)SUV (4WD)MinivanWagon
車両本体価格265.3404.9519.9419.9532.3
3年後設定残価103.0191.0203.0152.0193.0
残価:本体比0.3880.4720.3900.3620.363

新車から中古車への変化

ところで,1年後,2年後の残価はどれぐらいでしょうか?残価設定がちょうど 39%だったSUV (4WD)で推定してみます.

認定中古車サイトで3年落ちの同車価格を調べますと,平均で 3,744,857円でした.買取価格が残価であったと仮定すると,販売価格に対する比率は 54.2%です.

1年落ち,2年落ちの車の平均販売価格はそれぞれ 4,425,333円, 3,908,469円でした.それらにも同じ比率を適用すると,1年落ちは 2,398,870円,2年落ちは 2,118,690円が推定買取価格となります.それぞれ新車価格の約46%, 約41%です.

ナンバーがつくと換金価値は半値未満なのですね.

4年目以降について

中古車関連サイトの記事を眺めて,年式別販売価格をみると,おおよそ年率2割程度価格が下がるようでした.そこで,単純に4年目以降は前年の推定買取価格の 80%になる,つまりb=0.8としましょう.

4年目以降も乗るなら車検費用が必要です.ゴルフクラスでも,ディーラーお勧めの部品交換をしつつ延長メンテナンス代を払うと,諸経費を含め20万円を超えます.ここは新車価格の 7.5%を車検の度に支出,つまりc=0.075と考えます.


年あたり費用と1台あたり費用

このa=0,39, b=0.8, c=0.075をf(n)に当てはめ,新車価格が300, 400, 500万円のときの年平均費用を出すと次の表になります.

乗り換え周期に対する年平均費用(単位:万円)
新車価格300.0400.0500.0
3年毎乗換(車検0回)61.081.3101.7
5年毎乗換(車検1回)49.566.082.5
7年毎乗換(車検2回)42.456.670.7
9年毎乗換(車検3回)37.449.962.4
11年毎乗換(車検4回)33.744.956.1
13年毎乗換(車検5回)30.841.051.3

単純な推定ですが,車検毎に乗り換えると,13年乗り続ける場合の倍程度を払う,ということになりますね.

この表には,購入時に必須の諸費用やメンテナンスプログラム,それにオプション価格を一切含んでいませんので,その分乗り換えの負担は大きくなる可能性大です(値引きである程度相殺されるでしょうけど).

一方で,残価(下取り)価格は一定以上古くなると0になると思われますし,トラブル等で出費があれば長期乗るのがこれほど有利ではなくなります.

ところで,「1台あたり支出」はf(n)の分子にあたります.表にすると次のようになります.

乗り換え周期に対する1台あたり所要費用(単位:万円)
新車価格 300.0 400.0 500.0
3年毎(車検0回) 183.0 244.0 305.0
5年毎(車検1回) 247.6 330.2 412.7
7年毎(車検2回) 297.1 396.1 495.1
9年毎(車検3回) 336.8 449.1 561.4
11年毎(車検4回) 370.4 493.8 617.3
13年毎(車検5回) 399.9 533.2 666.6

新車1台にかける費用,という点から考えれば,車検毎の買い替えがよい,という意見もわかります.13年間ずっと同じ車に乗り換える場合の倍を支払えば4回新車に乗れる,と考えると,それなりに意義があるような気もします.ただ,先のとおり年平均(総支出額)は大きくなりますから,懐に余裕がないと厳しいですね.

もちろん,残価率が非常に高い車であれば計算は変わってきますけども,私が買うようなレベルの車はやっぱり「消耗品」なのだなあ,とも感じた次第です.