2017年7月31日月曜日

速写っぽいストラップ買いました

当方にとっては高価なα7II.落としては大変なので速写ストラップ的なものを買いました.

α7IIにはα6000とほぼ同じストラップが付いていますが,より重いα7だと細い付属ストラップでは首や肩が痛くなりそうなので,肩当てが太いタイプのストラップを探していつもの量販店をウロウロしました.

当方,あまり知識もないので,ひとまず3000円弱の「OP/TECH USA」なるブランドのUtility Strap - Slingというのを選びました.

斜め掛けのスリング型ストラップで,簡便な切り離し機構が備わっています.三脚座を利用するのではなく,通常の吊環に取り付けます.そこまで本格的な速写ストラップというわけではないようです.

左肩から右腰に斜め掛けして長さを調整すると,それなりに落ち着いた感じになります.すぐにカメラを掴んで撮影できるように,ストラップはカメラの右側に装着するのですが,この状態で顔附近までカメラを持ち上げると,少々首が苦しい感じです.速写ストラップではやむを得ないのでしょうかね?縦位置に構えるとさらにキツイので,カメラをストラップから外しています.もしかして,アゴで紐を押さえるような感じで構えるのでしょうかね?

この製品,スリング部分も肩当てとストラップの部分を切り離すことができて,カメラの吊環を両側使えばコンパクトなストラップにもなります.さすがにこの状態はネックストラップとしては短すぎますので,ひとひねりして手首に巻けばハンドストラップ的に使えます.

裁縫などはUSAらしい大らかさで,高級感とは全く無縁です.どちらかというと機材運搬の負荷を軽くするアイテムのようです.

2017年7月28日金曜日

人はなぜオールドレズで撮るのか

数値よりストーリーを求めている,ということなのかな,と自分で思います.

もし現実の風景を正確に記録することがカメラの良しあしを決めるとすれば,これはもう学術的な装置でありましょう.客観的にどういう周波数の電磁波がどのように分布していたかを記録する装置.この場合は,最終的に投じられる費用(装置が高度で巨大化したとすればその運搬や運用にかかる費用も含む)によって質が決まることになるでしょう.

プロカメラマンはビジネスとして要求仕様が明確でしょうが,素人は・・・高価な機材,大きく重い機材,妥協点を見つけるだけでは,あんまり楽しくない・・・

自動車の世界でも,SUVが「ハズシ」としてブームになったと言われているように,趣味の世界では世間の序列から脱却したい,だから歴史やストーリーに価値観を移す,ということなのかもしれません.

かつてコンパクトなフィルムカメラで撮った写真をいま見ると,色はノッペリしているし周辺は暗いしピントもふんわりしています.それでも,写したいものが写っているのだから,当時は何の不満も感じませんでした.

現代の優れたデジタルカメラが叩き出す,隅々まで高解像度な画像は,なんだかスーパーリアリズム絵画を見ているようです.我々の目の構造からして,現実には見えない映像を見せることができるから価値がある,という面もあると思いますが,そうでなくてもいい,とも思います.


追記:オールドレンズ=孫?

オールドレンズが身近なものになってくると,冷静な批評もでてきますよね・・・分かっていたことではあるのですが,要するにオールドレンズの「味」とは現代レンズからみれば「欠陥である」ということ.

しかし,オールドレンズがいとおしく感じるのは,その味というか欠陥というか「真剣にがんばったけど不出来」な点なわけですよね.これってもしかして「孫を愛でるような気分」なんでしょうか.

親は「這えば立て,立てば歩め」ですから,現代レンズは「子」を見る気分なのかも.

当方,まだ孫はいませんので,想像です.


α7IIとNIKKOR-S 5cm

さっそくα7IIにNIKKOR-S 50mmをつけて富岡製紙場に行ってきました.すっかり観光客対応もこなれてきて,富岡製糸場は楽しいスポットですね.ガイドの方々の熱い語りも面白く聞かせていただきました.

α6000と比べると,α7IIの高感度・手ぶれ補正は強力で,オールドレンズのプラットフォームとして非常に優れていると感じます(手ぶれ補正の焦点距離設定をお忘れなく).ただ,α6000に対して大きく重いため,縦構図で構える際はバッテリーグリップが欲しくなります.

祖父が1955年に購入したNIKKOR-S 5cm,α6000のときは中央部の像だけを見ていましたが,こうして「本来の画角」になると周辺部は結構辛いですね.尤も,昔の写真はこうだった,ということなのでしょうけど.

EVFの拡大機能やピーキングのおかげで(自己満足レベルの)ピント合わせに苦労はありませんが,絞りリングを回す際にレンズ本体を押さえる必要があるのは,このレンズの少々面倒な点です.

2017年7月21日金曜日

やっぱり買うよねα7II

既に後継機の足音も聞こえるというのに,いまさらα7II (ILCE-7M2)を買いました.やっぱり買っちゃいますよね・・・

正直なところ,α6000を手にしてオールドレンズを付けたら,α7II系が欲しくならない人はいないでしょう.α6000自体は小型軽量高性能な素晴らしいカメラだけど,オールドレンズを使う限り「本来の画角」という呪縛から逃れるのはとても難しい・・・

しかも5軸手ぶれ補正,水準器,露出補正ダイヤルと,地味に役立つ機能がしっかり備わっています.露出補正ダイヤル以外はα6500でも手に入りますが,α6500とα6000の価格差はα7IIとα6500のそれよりもかなり大きく,「どうせなら」という気分になります.新しいぶんα6500のほうが優れている点も多々あるとは思いますが・・・

α9が発売され,α7IIIの登場も公然の秘密のように語られています.バッテリが大容量化するのではないか,といった羨ましい予測もありますが,SONY的にα7IIIを10万円台で発売するとは思えず(安くてもEOS 6D2と同じぐらいじゃないかな),財布の軽い当方にはちょっと荷が重いだろう,と予想しています.α7IIIの登場後,初代α7やα7IIが併売されるのか心配なところもあり,夏休み前に購入を決意しました.

キャッシュバックキャンペーンが終わる前に,と平日の昼休みに大手家電量販店へ突撃.AmazonのPrime価格をネタに交渉し,若干の値引きをもらって購入しました.レンズキットではなく本体のみです.

手にした第一印象は「カメラっぽいなあ」.α6000の先進的な形はもちろん大好きなのですが,ファインダーがレンズマウントの直上にあるのはやっぱり自然な感じがします.地味にシューカバーが付属しているのが嬉しい.

早速,手持ちで唯一のSONY純正フルフレーム対応レンズの50mmマクロで小物を撮ってみました.相変わらず青っぽい,色気のない絵を出すのはソニーらしいところです.ホワイトバランスを手動で設定すると多少「心の絵」に近くなるような・・・画質云々はよくわかりませんが,「視野が広いな」と単純に思いました.

さて,ファームウェアのアップデートを始めますかね.

2017年7月15日土曜日

ムクの電波時計

Lemnosの電波時計を買いました.cakeというシリーズのHIL11-12というタイプ.

洗面所に長らく置いていた時計が電池を替えても遅れるようになってしまったので,思い切って電波時計へ買い替えました.以前もLemnosのMizuiroというメタルな雰囲気の電波時計を買ったことがあるので,今回も同じブランドで検索.優しい雰囲気になるよう,ムクの木材による筐体をもつcakeシリーズから白盤面のHIL11-12というタイプを選びました.

思ったより高価だったこの時計,Amazonから届いた箱を持ち上げると,結構重い・・・筐体はまんまタモ材で,ムーブメントが入る部分がくり抜かれています.ウラブタも木で,ネジで留めるようになっています.防水でもないので,ウラブタは無くても良かったかも・・・

チロルチョコのような形をしていて,棚に置くと少し上を向くようになっています.棚の隅にさりげなく佇む姿が気に入っています.

なお,ムーブメントに電池を入れれば,当然のように針がぐるぐる動いて自動的に時刻が合います.やっぱり電波時計は便利だ・・・

2017年7月8日土曜日

Bluetoothスピーカーを手元スピーカーに

Bluetoothスピーカーとトランスミッターを購入して,テレビの手元スピーカーシステムを組みました.

スピーカーはDENONのenvaya mini,DSB-100というタイプ.ちょっと発売は古いですが,バッテリ内蔵でコンパクト,そして防滴なので,台所や洗面所でも使えます.

トランスミッターはInateck 2-in-1 Bluetooth トランスミッター&レシーバーというもの.こちらは類似の外観・スペックながらいろいろな名称・価格で出ているようですが,日本語マニュアル付属と書かれているものが安心かな,と思って選びました.

Bluetoothスピーカーはそれこそ星の数ほどありますが,テレビの手元スピーカーとして使うにあたって重要なのは遅延時間かと思います.要するに,音響信号をBluetoothで送受信するにあたって,遅延の少ないコーデックに対応したトランスミッター&スピーカーが必要,ということです.

で,そのコーデックというと,aptX LL(Low Latency)ということになります.これに明確な対応を謳ったBluetoothスピーカーは意外と少なく,防滴やデザインなどを考えるとほぼDENONのものしかありませんでした.

トランスミッターの方は想定用途の1つに入っているようで,多くの製品がaptX LLに対応しているようです.その中で当方が選んだ製品はデジタル光入力に対応しているとのことで,なんとなく嬉しい.持ち運ぶ予定は無いので,極端に大きく無ければ良かったのですが,実物はとてもコンパクトです.

どちらも液晶画面等がないモデルなので,ペアリングがうまくいくか心配しましたが,スピーカ起動→トランスミッタ起動→スピーカの「再生・ポーズボタン」3秒長押し,でうまくいきました.一度ペアリングしてしまえば,その後は勝手に繋がってくれます.

テレビの手元スピーカーとしての機能はバッチリで,音量を上げずともクリアに音声を聞くことができます.ただ,aptX LLは遅延防止に重点を置いたコーデックなので,音楽の再生については良く分かりません.

近頃流行りのハイレゾ音源では,aptX系とソニー系のコーデックが争っているらしいですね.ビデオ規格争いのような,ユーザーに不利益をもたらす状況にならないことを祈っています.