2022年3月24日木曜日

遠沈管スタンド

プラ遠沈管と簡易スタンドで万年筆インクを使い切るぞ!


当方,万年筆にインクを入れて筆記具として使っております.最近は署名か赤入れにしかペンを使わないので,趣味っぽい運用でも何とかなっております.

インクはやわらかい(流れの良い)ペリカンのエーデルシュタインを愛用しております.ボトルのデザインはカッコイイのですが,残り1/4ぐらいからインクが吸いにくくなります.

さすがにそれではモッタイナイので,スポイトで遠沈管へ移し替えてペンに吸わせております.


遠沈管は化学・生物実験に使われるような小さなボトルで,先端が尖った形状をしています.プラ製のものはAmazon等で格安に買えるのですが,このままだと自立しません.

スタンドを買っても良いのですが,なんとなく釣り合わないような気がして・・・紙コップで工作しました.

紙コップのフチを15mmぐらい切ってひっくり返し,底に十字の切れ目を入れて,遠沈管をブスっと挿すだけ.機能はバッチリです.


なお,遠沈管は様々なサイズがありますが,10mlのものがちょうど良い感じです.15mlだと長さもあって,遠沈管の底のほうのインクを吸うときに万年筆の胴軸を押さえられず,吸い上げ操作ができません.

2022年3月18日金曜日

サーモスのポケットマグ

小さな水筒を買いました.Thermosのポケットマグ,120mlサイズのカーキ色です.

当方,もっぱら自転車は通勤で乗っております.これまでは寒くてカイロ選びに関心が集中していたのですが,急激に気温が上昇し,水分補給が気になってきます.元々汗かきなので.

現在,1時間弱の自転車通勤は無補給で乗り切っていますが,初夏を見据えて水分を取れるようにしたほうがいいかな,と考えたのです.

Thermosのポケットマグには120ml, 150ml, 180mlと3サイズありますが,まずは一番小さいサイズにしてみました.スマホにすっぽり隠れるサイズです.

折り畳み自転車のボトル取り付けはいろいろやり方があると思うのですが,必ず畳んで収納する当方としてはハンドルポストやシートポストに何か付けるのはちょっとイヤ.

ならばトップチューブバッグに入るサイズにしよう,というわけなのです.

ポケットマグしか入れないのであれば,150mlでもBontrager Adventure Top Tube Bagには余裕で入りますし,たぶん180mlも収まると思います.

ただ,せっかくのトップチューブバッグがそれで満杯なのは残念なので,ちょっと控えめにしました.

おそらく盛夏となったら大容量のボトルを使う(もしくは自転車通勤しない)ことになるとは思いますが,当面これで様子を見てみようと思います.

2022年3月12日土曜日

SEL24240持って調布飛行場

久しぶりにSEL24240を持ち出して調布飛行場へ寄ってきました.

コロナ禍で減便はされているようですが,幸い時刻表通りに飛んでいるようでした.昼過ぎに行くと,新中央航空のDornier 228が5機並んで翼を休めておりました.

肌寒い曇り空であったのですが,240mmめいいっぱい伸ばして遠くの小型機を撮ると空気の揺らぎが気になります.滑走路は集熱効果が大きいんでしょうか.

時間帯によっては,三宅島・神津島・新島行きが続けて出発します.知っているのか,子連れのギャラリーも結構いました.

離陸して公園の丘をかすめるときはさほどズームでなくても大きく写せます.

SEL24240やSEL24105Gといった望遠レンズは,コロナ禍でお出かけが減ってしまうと出番がなかなか回ってきません.SEL24240は我が家で一番望遠が効くのですが,最近はGレンズを覗くことが多いせいか,最大望遠域ではちょっと解像感が足りないような印象もあります.ウデも無いのに贅沢な話ですが・・・はやく便利ズームが活躍できるお出かけに連れ出せるとよいのですが.

2022年3月6日日曜日

Monster Adapter LA-KE1

これでKマウントは成仏,でしょうか

MonsterAdapterのLA-KE1.PENTAX KマウントのAFレンズ,それもボディモーター型(レンズ自体にはAF用モーターが無いタイプ)をSONY Eマウント機でAFレンズとして使える,というアダプターです.

夢想はしていましたが,本当にこんな製品が発売されるなんて思ってもみませんでした.

当方,以前はPENTAX野郎だったので,いまさら感はありますがPENTAXレンズたちの供養に購入しました.

アダプタにAFカプラーがある!絞りの爪を制御する機構も組み込まれています.外装の質感を別にすれば,とても良くできています.

ただ,やはりサードパーティ製品なので,取り付けは丁寧に行った方がよさそうな印象です.

レンズを嵌めた後,電源を入れる前にピントリングを軽く動かして,AF駆動カプラーとのかみ合わせを確認しておくと良いようです.

当方の個体は,最初からファームウェア02が導入されていました.

なお,絞り環のあるレンズの場合,絞りをA位置にしておかないとAFレンズとして認識されないようでした.


手許に転がっているPENTAXレンズから2つ選んで試してみました.

基本的に一眼レフの動作を忠実になぞるようです.つまり絞り開放で測距・測光して,シャッターボタンが押されてからシャッターを閉じ,絞りを動かし,撮影を行います.

なので,フレーミング中に見ている映像と撮影後の映像はボケ具合が異なります.また絞りの動作があるので,撮像までのラグがそれなりにあります.

いずれも「ああ,一眼はそうだったな」と思うと同時に,ミラーレス(像面測距・像面測光)のポテンシャルを改めて認識した次第です.

smc PENTAX-DA 1:28 35mm Macro Limited

APS-C用のマクロレンズを付けてみました.フード内蔵のうえに35mm換算52mmということで,PENTAXユーザーだった当時はコレを付けっぱなしにしていました.

LA-KE1を介してのAFはかなり実用的に動作しました.APS用レンズであることがボディに伝達されているようで,自動的にAPS-Cクロップされます.

焦点深度の深いマクロとして案外使い手があるかも.

smc PENTAX-FA 1:1.9 43mm Limited

43mmという焦点距離,Limitedなのにみんな持ってる不思議なレンズです.

LA-KE1を介してのAFは微妙なところ.細かく動きながら頑張って焦点を合わせようとしますが,ときどき諦めます.

キチンとFFレンズと認識され,クロップされません.なお,F値は2.0までしか下げられませんでした.

AFが諦めなければビシっとした写りになりますが,フィルム時代のレンズなので色ズレは避けられないようです.

このレンズで,幼かった長男を追いかけていたな・・・

LA-KE1はこの他にも多数のレンズに対応しています.ただ,LA-KE1に組まれるであろう多くのPENTAXレンズはベテランでしょうから,その動きや映りについてはレンズの個体差,くたびれ具合に大きく影響されるでしょう.

Canon, Nikonもミラーレスに舵を切ったいま,PENTAXも過去を振り切る時期に来ていると思います.LA-KE1の登場は,PENTAXファンにとって大いなる慰めだと思います.


AFできちゃうってこと

手持ちのPENTAX用レンズアダプタが3個になりました.

上の写真右,K & F Conceptのアダプタはシンプルに筒です.PENTAX純正のM42アダプタをさらにつけて,Takumarレンズに使います.

左のRayqualのものは絞りを変えられるタイプ.PENTAXのAFレンズには絞り環を省略したものも多いので,それらを使うため.

で,今回のAFアダプタというわけなのですが,AFができてしまうと,つい実用性能を期待しちゃいますよね.

もちろんそれなりに使えるわけですけど,最新のEマウントレンズと比べれば(ボディとの相性も含めて)大きな差があります.

「今日はオールドレンズで撮るぞ」というケースならいいですが,やはり実戦投入にはためらいを感じます.

せっかく高価でAE/AF可能なレンズアダプタを入手しましたけど,やはりこれはPENTAX供養のための供物なのだと思います.