2021年10月24日日曜日

スクリーンサイズと読み書き

Surface Go 2を買うとき,さんざん悩んだんですよ,iPad mini (gen 6)と.PCでないなら,あの軽快さがほしい.

当方愛用のロルバーン・ポケット付きメモのLサイズと似たサイズで,重量もLサイズダイアリーとほぼ同じなのです,gen 6は.

でも,iPadユーザーからの「手書きだと狭すぎるよ」大合唱で止めました.

入力するなら大きめを,見るだけなら小さくてOK,と頭ではわかっているのですが,ちょっと数値的にまとめてみました.

デバイス呼びインチ紙表示縦横比
A4用紙14.314.3√2:1 (1.4:1)
Boox max lumi13.313.04:3 (1.3:1)
iPad pro 12.9in12.912.64:3 (1.3:1)
iPad pro 11in11.010.91.4:1
Rollbahn A510.210.11.4:1
Surface Go 210.510.13:2 (1.5:1)
Rollbahn L8.58.321.5:1
iPad mini (gen6)8.37.891.5:1
Google Pixel 45.74.2321:10 (2.1:1)
Rollbahn mini4.74.091.7:1

表はA4サイズ(縦横比√2:1)を基準として,対角線を「呼びインチサイズ」とみて整理したものです.1インチ=25.4mmで換算すると,A4の紙は14.3インチなんですね.

表は上から,右から二番目の「ディスプレイに√2:1の紙を表示した場合の対角線長(インチ)」が大きい順に並んでいます.この値が大きいほど紙のアスペクト比の画像(PDFとか)を大きく表示できる,ということになります.

荒っぽくみると,12インチ級,10インチ級,8インチ級, 4インチ級といったところでしょうか.iPhone Max系やGalaxy noteが6インチ級とすると,おおよそ2インチ刻みですね.


スマホ(Pixel 4)は極端だとしても,呼び径が小さくなるほど縦横比が正方形から遠ざかる(細長くなる)ようですね.

意外だったのは,iPadもモデルによってアスペクト比が異なるということ(ピクセル数から換算).特にiPad mini (gen 6)は細いのですね.

iPad mini (gen 6)はロルバーンノートのLサイズに近い,ということは,入力するなら1サイズ上の10インチ,となりますかね.

読むほうはどうか.ロルバーンLサイズの手書きページをスキャンして読み込むと,Pixel 4でも十分くっきり読めます.表示サイズはロルバーンのミニぐらいなので,紙同士で比べると全然サイズが違うのですけれども,手書きなら密度が低いので余裕です.

読むだけなら,2サイズ下でも大丈夫そうです.

逆に,iPad miniで快適に入力できるのは,ロルバーンノートだとMサイズってことになりますかね.Mサイズを愛用している方ならminiでも大丈夫でしょう,たぶん.

2021年10月23日土曜日

クロスバイク

息子がロードバイクに乗り換えたので,「おさがり」でクロスバイクが私に回ってきました.

まあ,彼も街乗りはクロスで行きますけど.

慎ましやかな入門車ですけど,乗ってみるとシティサイクル(ママチャリ)とは何もかもが違いますね.お尻の痛さも.近所を走っているだけですけども.

走ること自体はかなりキモチイイし,在宅ワークを離れて足を動かす運動にちょうどいいかと思っています.

ずいっとスピードに乗る感覚は,なんとなくスキーと共通する楽しさがありますね.

当方は普段四輪乗りなので,なんとなく自動車側の気持ちを想像しながら車道を走るわけですけど,やっぱり怖さはありますね.

ただ,幅寄せとか危険な体験はほとんどありません.都市のドライバーは自転車との共存にかなり適応しているように思います.

実際に怖いのは,街路で路地から飛び出してくる自転車と,スマホを見つめる歩行者です.住宅街でスピードを落とすのは当然ですけど,自転車にもABSが欲しいと思います.

結局,天秤にかけると街路をつたうよりも大通りの車道を走るほうが快適ですね.ヘルメットは忘れずにかぶっています.

2021年10月21日木曜日

不思議で心配なMacBook Pro (2021)

新しいM1プロセッサを搭載したMacBook Pro (2021)が発表されて,界隈がにぎわっていますね.

当方,Macを買うことはなくてもデザイン性や市場の方向性へのインパクトから注目しています.

CPUの進化は当然だと思うのですが,それ以外の点,特に入出力ポートを増やした(復活させた)ことについては不思議に思うとともに心配しています.

Appleはノート型Macの入出力ポートをUSB-C (Thunderbolt)に限定してきました.これはカッコイイだけでなく,市場の進化を促す意味で大変良かった,と当方は思っています.

当方のDell XPS13 (9310)もThunderbolt4が2つとヘッドホンジャックのみですが,特に困ったことはありません.

むしろUSB-C対応機器が増え,USB-PDに対応した充電器やモバイルバッテリが増え,スマホやタブレット,デジカメ等とも共有できるようになって大変便利になったと思っていますし,USB-C対応ディスプレイで電力も映像も外部機器も一括して接続できるようになってとても幸せです.

MacBookも,ポートが増えたからといってUSB-Cの機能を削減するようなことは無いと思うのですが,市場のUSB-C化にブレーキをかけるような気がして心配です.


MagSafeの復活,これが本音かな,と当方思います.

ざっと検索すると,速報系メディアはポート増もMagSafe復活も歓迎する論調のようです.

でも,信号と電力の一体化を目指してきた方向性と矛盾するMagSafe復活は,ちょっと変だと思いますしMacBook Proユーザーが歓迎するのか?と不思議に感じます.

MacBook Pro (2021)はすべからく重く,それはバッテリ容量により正当化されると見られています.

不思議なのは,そうやって長時間バッテリーが持つようにしたのに,Webメディアが「カフェで電源コードをひっかけられても安心」という不思議な理由でMagSafe復活を正当化していることです.

バッテリが長時間持つなら,カフェで充電する必要性自体が減っているはず.

ごく単純に,USB-Cでの充電では間に合わないほど大きいバッテリを積んだので,専用充電系が必要になった,それだけではないかと.

M1はパフォーマンスを上げると急に電力効率が悪化するのかも.


Mac暗黒時代を思い出すと・・・Macがデザインの優先度を下げるとろくなことになりません.

側面が穴だらけのMacBookは美しくない!

コモディティ化にCPU+GPUパワーだけで突進していくのは,PowerMacの挫折を繰り返すことにならないでしょうか.

2021年10月17日日曜日

パラレルペン

パラレルペンなるものを買いました.

パイロットが出しているカリグラフィ用のペンで,混色が可能な専用インクカートリッジと合わせて使い,太幅の文字を書くためのペンです.

ペン先が2枚の板を平行に合わせたような形をしているのが名前の由来だそうです.ペン先の幅は各種あるのですが,当方は3.8mmを選んでみました.

当方,カリグラフィをやるためではなく,ラインマーカーとして使いたくて買ってみました.パイロットの製品らしく,同社の万年筆用コンバーターが使えると聞いたのです.

以前,ペリカンのハイライターというBBニブの極太ペンをハイライターインクとセットで買って使っていたのですが,いかにBBとはいえ文字を覆うような用途には細すぎます.

キャップが緩みやすいというペリカンにありがちな弱点もあって1年ほどで使わなくなり,インクだけ残っておりました.

さっそくコンバーターを装着して,ハイライターインクを吸い上げてみました.

コンバーター自体はきっちり嵌るのですが,ペン先もしくはペン軸先端部の機密構造が万年筆とは違うようで,インクの吸い上げには少々手間取りました.結局,ペン軸を大胆にインクへ浸してみたところ,それなりに吸い上げられました.

ラインマーカーとして使ってみると,それなりにハイライトできます.パラレルなペン先をきっちり紙に沿わせるには,少し練習が必要でしょう.

またハイライターインクと紙(やトナー)の相性があるようで,多少インクをまだらに弾いてしまうことがありました.

それでも,自分の好きなインクでラインマーカーを使える,というのは魅力的だな,と思います.ペリカンのハイライターペンよりはるかに安価なので,気楽に試せるのがいいですね.

2021年10月16日土曜日

Surface Penのペン先を交換

Surface Go 2の導入に備えて,Surface Penのペン先を交換しました.

Microsoft純正のペン先セットは,高価なのに違う種類が1つずつ入っているというお大尽仕様.標準的なHBで十分なので,互換品を買いました.

HBのみ3パックの中華製互換品で1本あたり400円ぐらい.特にブランド銘もなし.古いのを抜いて挿すだけ,特に電子的な処理はありません.

当方,ペンは補助的にしか使わないので,これで十分.ちゃんと書けます.

ところで,Surface Penの型番ってどう呼ぶのが正しいんでしょうかね?Microsoftのサポートページだと,「側面に2つのボタンがあるSurfaceペン」「クリップのないSurfaceペン」とか「Surface スリムペン2」とか書いてあります.

一方で通販サイトでは「EYU-00015」といった表記をよく見ます.でも,ペンのどこにもこういう表記はないので,発注番号なんでしょうかね.

ペンのキャップ部を抜いて,通常は隠れてしまう部分の表記をじっと見ると「Microsoft Model: 1776」と書かれています(写真の上から3行目).これが型番,なんでしょうかね.

互換性問題もあるようなので,はっきりさせておいて欲しいところです.

2021年10月15日金曜日

いまさら Surface Go 2 買いました

Surface Go 3が発表されたのにSurface Go 2を買いました.

もちろんLTEモデルです.3年前にSurface Go(初代)を購入して以来,なんとなく使ってきておりまして,コロナ禍収束が見えてきたところで世代交代しようというわけです.

クラウドサービスが飛躍的に普及した今日,WWANなしのモバイルマシンは考えられません.当方の初代GoはWiFiモデルでして,動きの遅さよりもLTEモデルを待てなかったことが何よりの後悔でした.

Surface Go 3発表のタイミングでしたが,Go 2とスペックはほぼ変わらず.LTEモデルは来年とのことで半年以上待たされるでしょうから,まだ在庫のあるGo 2 LTE Advancedを買いました.なお,256GBはもう在庫がないようで,core m3, 8GB/128GBモデルです.

待望のSIMスロットはひっそり左手側面にあります.eSIMにも対応していますが,排他利用のようです.

初代も画面解像度は高かったのですが,アスペクト比3:2のままフルHDがそのまま収まる解像度になりました.キーボードとペンはそのまま使い廻せます(Go 3も同様).

CPUはターボブーストが効くようになった・・・のですが,Surface Go同士で比べないかぎりモッサリは変わりません.心なしかOfficeソフトは動きが速くなったような気はします.

core i3でいいのでUプロセッサを積んでほしい・・・


もちろん迷いました,iPadと.

特に第6世代iPad miniはステキなサイズにパワフルな処理能力プラス5G通信で,当方も目がハートになっておりました.

ペンの性能からすれば,iPad miniに軍配が上がるのは明らか.ただ,多くのiPadユーザーから「miniは手書きだと狭い」というコメントがありました.

入力を考えてiPad Pro 11インチか?という方向に行くわけですけど,当方はキーボードを捨てられません.iPad ProにはMagic Keyboardという本格的なキーボード付きケースがありますが,OSがMacと違う,というのは変わりません.

もう1つ,Surfaceシリーズの強力なチャームポイントにキックスタンドがあります.デスクに置くときの角度を自由に設定できますし,プレゼンの際の持ち手としても最高です.

縦向きではキックスタンドを使えないのですが,基本PCなので別にいいです.ストレージは貧弱ですけど,micro SDカードも挿せますしね.

さっそくスキンシールを貼りました.今後はコイツが前線に出て,初代GoはWeb閲覧機として余生を送る予定です.


この手の高機能タブレット,PCとの関係についてMicrosoftとAppleでアプローチが真逆なのが面白いですね.

MicrosoftはあくまでWindows機をそのまま小さく,という方針.既にWindows Phoneは記憶の彼方です.Android端末も出してますけど.

この方針が,業務利用の多いWindowsユーザーの安心感につながっていると思いますが,タッチ操作の洗練度はイマイチ.

でも,クラムシェル型PCでもタッチ操作&WWANモジュール内蔵機がたくさんあります.

対するAppleは,MacOS, iPadOS, iOSと全てOSを分け,それぞれのデバイスに合った操作感を追求しています.個別にみれば使い心地最高ですが,微妙にできることが違う,というのが気になります.

Appleの姿勢は徹底していて,クラムシェルPCにはタッチ操作もWWANも一切与えてくれません.iPadには全てあるので,ガッチリしたMagic Keyboardと合体すればタッチ&WWANのMacになる・・・ような気もしますが,重量と値段がMacを超えてもiPadOS機に変わりはありません.

かつてPowerbook Duo 280cユーザーだった当方としては,iPad proはドッキングすると完全なMac (PC)になる,というのに憧れますが,Apple的にはどうなんでしょうね.