2017年2月25日土曜日

ロルバーンノートのサイズ

前から使ってみたかったロルバーンのリングノート,3月始まりダイアリーの販売が始まったこともあり買ってみました.

日本製なのになぜかドイツ語標記なんですよね.色はイエロー.ルフトハンザっぽい?A5サイズのダイアリーとLサイズのノートです.

ロルバーンのダイアリーは冒頭にカレンダーが付いているだけで,後はノート.その自由さが素晴らしい.


ロルバーンノートのサイズ問題

さて,ロルバーンノートを眺めて悩むのが,サイズ感が掴みにくいこと.A・B系列よりちょっと横に広く,手に持ったときのバランスは良いのですが.

まずはどんなサイズがあるのか表にしてみました.価格(税込)はWEBショップのものですが,XL サイズのダイアリーはもう売ってないみたいです.

サイズ呼称 縦x横[mm] ノート価格 ダイアリー価格
XL 207x260 918 (2180)
A5 163x216 756 1296
L 138x180 464 1080
Slim 90x165 378 -
Mini 76x105 270 810
Micro 48x65 345 -

この表を見て,A5を基準に大きさを想像すればいいんじゃないか・・・と当方も思ったのですが,いざ店頭でA5版を手に取ってみると「なんだか大きい」のです.

規格としてのA5サイズは148x210[mm]であることは頭で分かってはいるのですが,リングノートとして常識的なサイズなのか?それを超えて大きいのか?気になるので具体的に比べてみました.

青いA5の紙を用意し,ロルバーンA5,L,そして手持ちのマルマン・ニーモシネA5(Mnemosyne 182)に当てがってみたのが次の写真です.

ロルバーンA5とA5青紙
ロルバーンLとA5青紙
ニーモシネA5とA5青紙

見てお分かりのとおり,ロルバーンA5はA5青紙より一回り大きいサイズです.縦方向はもちろん,横方向にもリングの分以上に大きく,手に取ってA5と感じるサイズを超えています.中のノートはミシン目から切り離せるのですが,その切り離せる部分がほぼA5サイズ,ということのようです.末尾にあるクリアポケットには,A5青紙がピッタリ収まりました.

一方,ロルバーンLはA5サイズより明らかに小さく,A5青紙にすっぽり収まる大きさです.特に縦方向が小さいのですが,リングまで含めるとほぼA5の横幅になっています.なお,LはA5よりゴムバンドも細いものが使われていました.

ニーモシネのA5は明快にA5です.リングの半分弱がオーバーしますが,まあ「A5リングノート」と言われてイメージするサイズと合致しているのではないでしょうか.

別にサイズが規格と異なろうが,使用感が良ければOKなわけですし,厚手の表紙にゴムバンドを備えるロルバーンノートは単独で出撃することを前提としているとは思うのですが,敢えてノートカバー(オーガナイザー)への収まりも見てみました.

当方愛用のAshford 8169というA5用ダイアリーカバーを引き合いに出してみます.なお,ニーモシネA5はちょうどいい感じで収まります.

小さいほうのロルバーンLから試してみます.もちろん収まりますが,上下の隙間が少し開きます.その余裕が,ゴムバンドごと背表紙をスリットに押し込む際の余裕にもつながっています.横方向はニーモシネA5とリングの分だけ変わる,という感じですね.これはアリかも.

一方,ロルバーンのA5はその名称とは裏腹に,このダイアリーカバーとおおよそ同じ大きさです.表紙・背表紙を差し込むスリットには,そもそも縦方向がオーバーして入りません.スリットへ差し込まずに置いてダイアリーカバーを閉じようとしてもスナップボタンが締まりませんでした.要するところ,ロルバーンのA5はA5オーガナイザーのサイズ,ということなのですね.


ロルバーンノートのリング

さて,ついでにロルバーンノートのリングについても確認しました.写真(真ん中はニーモシネ)を見てお分かりの通り,A5とLではリングの大きさがかなり違います(値段もかなり違いますけど).

太いA5のリングなら,大抵のペンを挿すことができると思います.当方の鉄ペン,PILOT Cocoonもすんなり収まりました.スリムなCavalierなら余裕です.

一方,Lのほうだと,それなりにペンを選ぶようです.Cavalierはギリギリ収まりませんでした.同じくPILOTの2+1 Slim(最大径8.7mm)という3色ペンは収まりましたので,この程度の太さまでが限界のようです.尤も,この3色ペンはクリップの取り付け位置が低めで,リングの外へ大きくはみ出してしまいますが.


以上,長々とロルバーンノートのサイズについて考察しました.当方,Webショップのみならず店頭でも「これって・・・」と悩んだので,何かの参考になれば幸いです.

2017年2月18日土曜日

PILOT万年筆 Cavalier

細身の万年筆,パイロットのカヴァリエを買いました.黒軸・中字(M)です.

当方,筆圧をかけずにクッキリ字が書けるということで,万年筆を常用しています.スキャンやキャプチャの時代,鉛筆(シャープペン)よりも記録を残しやすい気がします.

万年筆とは言っても,懐のさみしい当方は鉄ペン派.めんどくさがりなのでカートリッジを愛用しています.

今回は,先般購入したノートパッドカバーと一緒に持ち歩くためのペンを買いました.件のolivettiにはペンホルダが無いため,どこか隙間に挟み込んでおく目論見で,スリムなペンを探しました.

カートリッジが兼用できるようパイロットから探したところ,カヴァリエ(Cavalier:騎士)という細さがウリのシリーズが用意されていました.色(と名前)からして,女性向けを意識しているようですね.

選んだのは黒軸.カヴァリエには単色とマーブル模様の2シリーズがあり,後者のほうが高価です.「コハク」も綺麗だなと思いましたが,実用のための鉄ペン,と思い直して単色の黒を選びました.

この黒,ラメが混じった少し淡い感じの黒で,チャコールグレーの濃いヤツ,という雰囲気.写真で見るよりずっとキレイで,期待していなかっただけに気に入りました.

同じパイロットの鉄ペン仲間,Cocoonと並べてみますと,そのスリムさが良く分かります.どちらも嵌合型のキャップですが,カヴァリエのほうはお尻にもカチっと小気味よく嵌ります.コクーンは丸っこいデザインなので,キャップをお尻に付けるのは諦めています.

カヴァリエのニブは金色ですが金ではありません.コクーンのような装飾もなく,素っ気ないペン先です.細身なので,コクーンよりさらに硬い印象です.どちらも中字(M)ですが,カヴァリエのほうが太いような気がしています.個体差かもしれませんが.

細いことが最大の特徴であるカヴァリエは,期待通りノートパッドフォルダの隙間にちんまり収まります.ニーモシネやロルバーンのリングノートのリング部にもすんなり入りますので,今後の活躍に期待です.ただ,やはりコクーンぐらい太いほうが,角度をつけて使うことの多い万年筆では持ちやすですね.

2017年2月15日水曜日

ノートパッドフォルダに中身を入れる

先般購入したolivettiノートパッドフォルダに入れる中身が揃いました.

まずはノートパッド.いわゆるA4サイズのリーガルパッドなら何でもいいのですが,ELCOという会社のヤツにしてみました.方眼,糊止め,ミシン目入り,表紙無し.ちょっと贅沢にも思いましたが,最初なので・・・使い方が分かってきたら,格安ノートパッドに切り替えたいと思います.

RHODIAのドットパッドにも惹かれるものがありましたが,フォルダに入れるのに表紙付きだと面倒に思えて止めました.いずれにせよ,当社比かなりの贅沢です.

そしてもう1つ,ミドリのカレンダーリフィル.実は当初よりノートパッドとこのカレンダーを組み合わせたくてノートパッドフォルダを選んだのです.

このカレンダーリフィル,何が良いって潔く「カレンダーしかない」こと.年次カレンダーに続いて見開き,つまりA3サイズの月カレンダーが12か月分続くと,終了.余計な記録部分は全く無く,装飾も全く無く,スリム.ノートバッドと組み合わせるのにこれ以上のものはありません.

なお,当方スケジュール管理は完全にGoogle先生へお願いしているので,このカレンダーには〆切やイベントのみを書いておく予定です.

当然ながら全く無理なくフォルダに収まりますが,A4サイズはやはり大きいですね.厚み・重量は組み合わせるノートパッド次第ではありますが,気軽にカバンに入れて,という雰囲気ではありません.ペンホルダが無いこともあり,基本的に社内の会議での記録や,手帳からの整理転記に活躍してもらう計画です.

それにつけてもペンホルダがあればなあ・・・ペン共々これから探します.

2017年2月12日日曜日

olivetti ノートパットフォルダ A4

ロルバーンのDELFONICS WEB SHOPでA4サイズのノートパッドフォルダを買いました.olivettiのロゴ入りのヤツです.

仕事の記録やスケジュール管理の効率化を夢見ていろいろ文具に手を出しては失敗しているのですが,性懲りもなく青い鳥を追いかけております.

当方,これまでリングノートを愛好してきたのですが,会議の資料がほとんどA4であるいま,資料とノートを一緒にバインダへ閉じるのが結局いちばん効率いいんじゃないか?という疑問から,ノートパッド(リーガルパッド)を使ってみることにしたのです.

そうと決まれば形から入るべし,というわけで,まずはノートパッドフォルダを買った,というわけなのです.

革製の高価なものも散見されますが,まずは使い心地を確認するという意味で手軽なものを探したところ,このolivettiに出会いました.色はブルー,オレンジもあり,非常に魅力的なのですが,汚れて黒ずんだらヤダな・・・という消極的な理由でダークグレーにしてしまいました.限定品でグリーンやレッドもあるそうな.

柔らかいかと思って手に取ってみると,案外しっかりしています.立ったまま手にもって記録することも(筆圧をかけずに済む万年筆などなら)可能かと思います.さりとてカチッと堅いわけでもなく,微妙なところ.

一目見て合成皮革と分かる素材ではありますが,手触りは良く実用上の不満を感じることは無いと思います.A4を収納するサイズはなかなか迫力がありますね.よく見ると,ステッチはグリーンです.

内側はベージュカラーで,ダークグレーとのコントラストが映えます.内側のカード刺し付近にもolivettiの型押しロゴがあり,ちょっと嬉しくなります.内側のステッチは白.内外で色を変えてるんですね.

右側に上からノートパットを挿し入れるのが基本形ですが,内面の左右にはノートの表示・背表紙を挿し入れられるポケットがあり,A4のノートカバーとして使うこともできます.

質感も機能も非常に気に入っているのですが,唯一ペンホルダが無いのが当方の不満です.中央部か端部にペンホルダを付けておいて欲しかったなあ.

2017年2月8日水曜日

Hagen Connected 使ってみて

毎日SKAGEN Hagen Connectedを装着しております.

購入後の設定に難しいところはありません.Bluetoothにてペアリングすると,すぐにアップデートが始まり驚きましたが.初期設定で針の位置を直すのですが,スマートフォンをタップすると針がピコピコ動くのは見ていて楽しいです.

文字盤の最外周にある小さな数字は日付を指し示すためのものです.インデックスのすぐ外側とそれらの間に2つ,つまり10度間隔で配置されているので,「1」が10時,「31」が8時の場所になります.9時位置はサブダイヤルの「B」なので,欠けている3か所のインデックス位置がこれで分かります.

多くの方が指摘しているように,対応アプリは機能・インターフェイス共に洗練不足ですね.説明なのか機能設定なのか分かりにくい設計だけは何とかしてほしいと思います.また,スケジュールと連動したアラームが無いこと,リンク切れの警告がないこと(あるいはリンクしている旨を時計で確認できないこと)は残念です.今後のアップデートで何とかなりそうな気もしますが.

3つのボタンに割り当てられた機能もちょっとイマイチ.3つあるボタン(上・中・下と呼んでみます)のうち,上ボタンは日付表示なのですが,中ボタンを2度押しても同じことになります.上ボタンを押すたびに,通知の内容と時刻を遡りながら表示してくれる,なんて機能があったらいいのに.

通知の振動は,これまた多くの方が指摘するようにあまり強くありません.当方も3段階の「強」にしています.ただ,当方は時計の位置がずれないように比較的キツめにストラップを締めるせいか,気付かないということはなさそうです.当初はSMS(ショートメール)が通知されなかったのですが,どうもスマートフォン(アンドロイド)側の問題だったようで,アップデートした後はちゃんと通知されています.

活動量計もアナログの針が動くので楽しいですね.計測精度はちょっと怪しく,PCをタイプする振動も拾っているのでは?と思しきところも無きにあらず.

Hagen Connectedは通話機能がないので,車のBluetoothハンズフリーや家デンのリンク機能は問題なく動作しています.これは助かります.

Bluetooth接続が切れたりと不満もありますが,時刻補正・デュアルタイム・アラーム機能付きSKAGEN腕時計である,ということには変わりなく,総じてファッションウォッチ以上の役目を果たしている,と満足しています.今から次世代機が楽しみです.


(余談)42mm同士で並べてみた

当方がこれまで使ってきたスーツ用時計と並べてみました.

片や古典的な黒ダイヤル・スモールセコンド・バーインデックス,こなた現代的な白ダイヤル・2ハンド・アラビックインデックス.好対照で気に入っています.どちらもデュアルタイム・日付表示機能を持っていますが,その実現メカニズムが全く違うところに萌えますね.

どちらも盤面径42mmのビッグフェイス(最近はそうでもないかな)ですが,エッジが細く立っているSKAGENのほうが大きく見えます.白盤面がダメ押ししてますね.

価格帯がかなり異なる両者なので,盤面を拡大してみれば仕上げの差は一目瞭然ですが,どちらもスーツに合わせる時計としては十分なルックスを持っているのではないでしょうか.SKAGENの針先に蛍光塗料が付いていたらもっと良いのですが・・・

2017年2月5日日曜日

BARTONの腕時計バンド

SKAGEN Hagen Connected に替えバンド(ストラップ)を買いました.

米国のBARTONという会社のものです(Burtonのスペルミスではありません).

例によってネットにてクイックリリース型の腕時計ストラップを探しますと,なかなか好みに合ったものが見つかりません.いいなと思ったものに限ってクイックリリースじゃないんですよね・・・自分で穴を開けてバネ棒を入れ替えればいいのかもしれませんが.

そんな折,上記のBARTON製品がヒットしたのですが,日本アマゾンでは17,000円といった値付け.念のため,と米国アマゾンで確認すると24ドルでしたが,日本には発送できないとのこと.最後に直接メーカーのオンラインショップにアクセスすると,送料はかかるものの全世界に発送してくれると明記されており,喜んで注文しました.

選んだのは日常使いを狙ってのサドルレザー+白ステッチ(24.00ドル)と,夏場を考えてネイビーブルーのソフトシリコン(13.85ドル).送料13.00ドルと合わせて50.85ドルでした.ちなみに送料には3段階あり,当方は10日前後かかる最安のものを選びました.

待つこと12日,黄色い封筒に包まれてやってきましたよ!レザーストラップの方は箱入り,シリコンの方はビニールパック入りでしたが,どちらもロゴ入りパッケージが好印象.どちらもHagen Connected 標準のストラップと似た形状で,尾錠も20mm幅です.早速取り付けてみます.

当方のHagen Connected は白文字盤なので,基本的にどんなストラップをつけても「おかしくはない」と思いますが,サドルレザー+白ステッチは狙い通り合っているのではないかと思います.純正ストラップより厚みがあり,以前より立体感が出て時計本体の厚みを目立たなくしてくれているように思います.

サブダイヤルの指し色に青があるので,ネイビーブルーもまずまず合っているのではないでしょうか.想像より明るい青だったので,少々ポップな感じになりました.汗をかく季節になったらこちらに替えてみようと思います.

どちらのストラップも80mm+120mmサイズですが,尾錠を留める穴が10か所にありますので,腕の細い方でも装着できると思います.なお,レザーストラップの穴は普通の丸小穴ですが,ソフトシリコンは横長の少し大きな穴なので,Dバックルなどへの交換は慎重になったほうが良いかもしれません.

2017年2月2日木曜日

腕時計整理ボックスを導入

腕時計などを整理して収納するツールを入手しました.

当方,長らくキャビネットの引き出しにホームセンターで買ったプラスチックの仕切り板だけを入れて,腕時計やタイピンを雑多に置いておりました.Hagen Connectedが新たに加わって区画整理が必要となり,整理箱的なツールを探したというわけです.

いつものアマゾンで「腕時計 収納」と検索すると,ブリーフケースのように上へパカッと開く箱状の製品が多数ヒットします.多くの場合,上面が透明なガラスやアクリルになっていて,中を眺められるようになっています.それはそれで魅力的なのですが,狭い我が家で収納ケースをディスプレイする場所もなく,さりとて引き出しに丸ごと入れるにはちょっと大きい,ということで手が出せませんでした.

そんな中,「作業トレイ 接客ツール ディスプレイ 展示トレー ゴージャス 展示用品 ブレスレッド 収納」と書かれた製品名不詳のツールがヒットしました.「珍宝庵」という若干心配な名前の販売者(失礼)ではありましたが,プライムで素早くブツが届きました.

説明を見る限り,この「作業トレイ」は,本来店舗で接客用に用いるもののようです.収納区画が12あり,それぞれにスポンジ入りのクッションが付いています.収納ボックスと違いフタがないので(アクリルのかぶせ式カバーが付いています)高さが低く,引き出しの中に置くのにうってつけです.

また,多くの腕時計収納ボックスは区画形状が縦長ですが,これは正方形です.そのため,縦置き・横置きどちらでも使用できるので助かります.さらにクッションは裏側に合わせ目があり,簡単にアンコ(スポンジ)にアクセスできます.アマゾンのレビューを見ていると,収納ボックスの中にはクッションのアンコが木材のものもあるようで,腕回りの短い時計などが巻けない場合もあるようです.その点,この製品は全くもって心配ありません.

さらに裏面の合わせ目を利用してタイピンを挟めば,複数のタイピンを1区画に整理できます.これは便利!もちろんクッションを抜けば,普通の区画トレーとしても使えます.

2,000円強だからまあいいか・・・と半信半疑で注文した品でしたが,当方の利用目的にまさにバッチリで,非常に気に入っています.参考価格に70,000円とあったのはさすがにどうかと思いましたが・・・引き出し収納派の方にはお勧めです.