2024年10月25日金曜日

Thinkpadという文化

モバイル用PCを更新しました.Thinkpad X1 Carbon Gen12です.

当方初のThinkpadです.

Gen13が発表されてしまいましたが・・・まだ入手までには時間がかかるでしょ!?

Core Ultra 7 155H プロセッサなので,前任のSurface Pro8 LTE (i7-1185G7)からパフォーマンスと電池の持ちが向上することを期待しています.


当方はThinkpadの見た目があまり好みではなく,これまで視野には入れつつ選びませんでした.しかし現時点で当方の希望を最もリーズナブルに叶えてくれるのがX1 Carbonだったので,購入に至りました.

Thinkpad X1 Carbonの良いところは,カスタマイズの選択肢が非常に豊富なことだと思います.今回購入したモデルも,32GBメモリ1TB SSDは当然として,16:10の高解像度ディスプレイやUS配列キーボードに5G WWANも選べます.

デザイン的に当方はDELL XPSが好みなのですが,ずっと待っているWWAN搭載がなかなか実現しないのが残念です.

Thinkpadのデザインは昔から変わっていませんが,斜めに彫り込まれたロゴがなんというか20世紀感満載で,そろそろ刷新してほしいな,と常々思っています.キーボードはさすがの打ち心地で,ノートPCとしては最高レベルだと思うものの,下辺が丸みを帯びたLenovoスタイルのキートップも見た目はイマイチ.ディスプレイ上部の出っ張りも,開きやすさはさすがなのですがデザイン的には邪魔ですよね.

プロ用ビジネスマシンであることをひたすら追求し,趣味性は置いてきた.これがThinkpadという文化なのでしょうね.


当方が選んだモデルのWWANモジュールはQuectelのRM520N-GLという形式で,5G通信に対応しています.

docomo/KDDI/SoftBankの相互接続性試験に合格しているそうです.IIJ mioのSIMで5G通信しています.

WWANはカスタマイズで指定することになるのですが,当方が購入する際にベースモデルを「米沢生産モデル」にするとLTE WWANモジュールしか選べませんでした.Gen13ではどうなるかまだ分かりませんが,ご注意のほどを.

Thinkpad側の問題ではないと思うのですが,WindowsでAPNを設定する際に戸惑ったので,注意点を書き残します.

「設定/ネットワークとインターネット/携帯電話/オペレーター設定」でAPNを入力することになりますが,このとき「APNの種類」でプルダウンメニューから「インターネットおよびアタッチ」を選ばないといけません

デフォルトが「インターネット」なので,気づかず設定してしまうと永遠に「圏外」となります.もしかしてSIM Lockされてる?いやそれでもSIMはdocomoだよな・・・と1日悩んでしまいました.

やっかいなことに,一度入力したAPNを「編集」しようとしても,このプルダウンメニューは現れないのです!なので,一旦入力済のAPN設定を削除してから,改めて設定を行う必要があります.


(余談)Intel EVOという茶番

今回購入したThinkpad X1 Carbon Gen12にもIntel EVOシールが貼ってあります.

繰り返し語られているとおり,EVOの基準は非常に曖昧で,とんだ茶番だと思っています.

そう思う理由は,当方の前任機であるSurface Pro8がLTEモデルだけ非EVOであったことに起因しています.

同じSurface Pro8でもWiFiモデルはEVOなのです.


購入当時,私は「Surface Pro8 と 同LTEモデルでEVOと非EVOになっているが,その差異はどの点に起因しているのか?」と,勤務先・氏名を明かした上でMicrosoftに問い合わせを行ったのです.数日後に帰ってきた返答は驚くことに「お答えできない」というものでした.

あれだけ「EVOだから安心・快適」みたいな宣伝をしておきながら(そしてメディアも同じことをしきりに繰り返して書きながら),何がその差異となっているかは説明しない.不誠実極まりないと感じています.


当方がSurface Pro8 LTEを2年間使用した実感から想像すると「あまりにバッテリの持ちが悪くEVO基準を満たせなかった」ということではないかと想像しています.EVOには様々な緩和条件があったようですが,6.5時間バッテリが持てばOKだったようです.しかし当方が2年間使った実感として,バッテリ持続は4時間強が限界でした.

このあたり,公称(14時間)とあまりにかけ離れた数値が明らかになると困るので,質問に回答できなかったのではないか,と疑っています.