2021年8月11日水曜日

Boox Max Lumi が来た

テレワークを免罪符にBoox Max Lumiを買ってしまいました.

13インチ級の電子ペーパー端末はいくつかありますが,職場でソニー系のものを使っているヤツを見て,なかなか良さそうだな,と思っていたのです.

ソニー&富士通のはPDF専用のリーダーですが,どうせなら電子書籍が読めるほうがいいだろ,と思ってBoox Max Lumiにしてみました.

電子ペーパー端末は初なのですが,コイツはAndroid端末としても風変りです.日本の代理店が説明を要領よくまとめた紙を同封してくれていたので迷うことは無いのですが,「2~3時間待つ」とかGoogle系セットアップは気長にやる必要があります.


実際に使ってみて正直なところ,あんまりAndroid端末である意味は無いかもしれないです.

説明書や技術書のような,同じページをしばらく眺めるような用途にはすごく向いていますが,本や論文をチラチラめくりながら読もうとすると画面更新が遅くてもたつきます.

つまり,適している対象とそうでないものが分かれるので,多目的であることはあまり武器にならないかもしれません.Mendeleyもモバイル版が無くなってしまいましたし・・・

しかも結構重くて600g弱ありますから,左手で持ちながら右手で何かする,というのがちょっと辛い.新型QuadernoはA4でも400gを大きく下回るようなので,用途を見定めればアチラのほうが良いかも.

また価格的にはかなりの端末なので,iPad Proも気になります.アチラ(の13インチ)はさらに高価で重いので,用途への適否については慎重に考える必要がありますが,性能や画質は圧倒的ですよね.

機種 画面サイズ 重量 参考価格 備考
Boox Max Lumi 13.3in 570g 98,780 Android 10
QUADERNO A4 13.3in 368g 69,800 PDF専用
iPad Pro 12.9in 684g 129,800~ 高性能

なお,Boox Max LumiもUSBのOTG機能を持っているのでUSBメモリのデータを直接参照することもできます.調子に乗ってHDMIアダプタを挿してみたところ,USB機器が取り付けられたことは認識するものの外部モニタに画像は出ませんでした.そりゃそうか.


機能とは関係ありませんが,背面にはスキンシールを貼りました.

Boox Max Lumi用なんて皆無なので,Surface Book 15インチ用を自分で切りました.

もちろん自己満足が主なんですけど,こんな風にしておくと「出来心盗難」に多少効果があるかも・・・と思ったりしています.

2021年8月5日木曜日

LG 32UN880-Bを導入

PC用モニタを買い替えました.LGの32UN880-Bです.

これまで同じLGの27UD88-Wをサンワサプライのモニタアームに取り付けて使ってきたのですが,隅のほうから光が漏れるようになってしまい買い替えました.

モニタアームは継続利用しても良かったのですが,動きがイマイチ渋かったことと,32UN880-B付属のアームスタンドに興味があったので丸ごと変えてしまいました.

32UN880-BはいつものLGクオリティで,4Kのディスプレイパネルには何の不満もありません.LG Japan銘ですがMade in Chinaです.


このモニタに興味を持つ方は,おそらくアームスタンドに興味があるのだと思います.

そのエルゴなスタンド,期待に違わずとても使いやすいです.8.8kgあるモニタ本体を支えるためにかなりゴツイ作りですが,フットプリント自体は大きくありません.グロメット式の取り付けにも対応していて,値段だけのことはあるな,と思います.

このアームスタンドの白眉は,水平回転・垂直移動・水平面内のアーム移動,が分離されていることです.動かしやすいだけでなくて,充分な稼働範囲を確保しながらアームが圧倒的に短いのです.

普通のシリアルリンク型?モニタアームですと,アームの「ひじ」が突き出すような姿勢になってしまうことがありますが,このアームスタンドではその飛び出し量が最小限です.

一方,円柱状の部分からあまり遠くにモニタを離すことはできません.尤も,大型モニタでそのような姿勢を取らせると,よほど頑丈なアームでないとキータイプの振動で画面が揺れてしまいますから,実用上は問題ないと思います.

さて,このアームでどこまでモニタ位置を下げられるか(表示面と反対側にどれぐらい奥まって設置させされるか)が気になっていたのですが,下の写真が限界でした.

ディスプレイを支えるピボット部分の振り角と支柱の回転角がコレで限界なので,これより下がりません.購入前は,モニタが支柱とぶつかるまで下げられるのかな?と思っていたのですが,そこまでは無理でした.

それでも,シリアルリンク型と比べて「ひじ」を気にせずモニタを動かせますから,壁際に置きたいとか向かい合わせのデスクに設置したいといった用途には最適だと思います.


残念な点があるとすれば,このアームを採用しているモニタが少ないことです.

この31.5インチのほか,34インチウルトラワイドの34WP88C-Bしか採用例がありません.個人的には37.5インチ高解像度ウルトラワイドの38WP85C-Wに採用されていたらソレを買いたいのですが,普通のスタンドだけですね.

また,より小さいサイズのモニタにも設定がないので,重量バランスがシビアなんでしょうか.

類似の構造で24~27インチのモニタが登場するか,モニタアームだけ(DELLみたいに)売ってくれるといいのにな,と思っています.