PENTAXのKマウントに対応する,絞り環つきマウントアダプタPDA-SaEを買ってみました.Rayqualというブランドの国産品です.
当方,α6000を買う前はPENTAX野郎だったので,いくつかKマウントレンズがあります.α6000を買ったときにKマウントをEマウントへ変換するアダプタも購入していますが,このときのアダプタはマウント形式とフランジバックを調整するだけのシンプルなものでした.
しかし,当方のPENTAXレンズにはいくつか絞り環が省略されているものが含まれておりました.これらのレンズを先出のマウントアダプタで取り付けると,常に最小絞りになってしまいます.
また,件のアダプタはPENTAX純正のM42アダプタを取り付け,事実上Super Takmar用として使っていたこともあり,絞り環つきマウントアダプタを追加購入することにしたのです.
なお,同様のアダプタには半額以下の外国製製品もありましたが,Amazonのレビューを見るとガタがあるとかグリス漏れがあるといった指摘もあり,国産品を選んでみました.Eマウント側だけキャップが付いてます.
さっそく次のKマウントレンズを持ち出してみました.
- smc PENTAX FA J 18-35mm F4-5.6 AL
- smc PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
FA Jというのは,絞り環が省略されているシリーズの意味です.このFA J 18-35mmは当方にとっての初めてのデジタル一眼であった*ist D向けのキットレンズで,10群12枚構成の超広角ズームレンズでありながら非常に軽量(190g)であることが特長です.画質,特に解像力についてはさんざんな言われようのレンズではありますが,35mmフルフレームをカバーできる点は特筆できます.ちなみに,*ist DのイメージセンサはAPS-Cサイズの610万画素でした.
軽いけどフィルタ径はφ67mmと大きめなので,縦位置グリップを付けたα7IIでもそれなりにサマになっている・・・のでは.18mmでF4.0はSEL1635Z(158,000円)と同スペックじゃないですか!一応,18mmの広さは味わえます.隅っこは見ないフリで.
もうひとつの方,DA 35mmマクロはAPS-Cデジタル用に発売されたものです.APS-Cで標準レンズ的に使える焦点距離35mmでマクロ撮影(最短13.9cm)が可能,ということで,当方もK-mにほぼ付けっぱなしにしておりました.フードが内蔵されているのも便利です.このDAシリーズも絞り環は省略されています.α6000用の標準マクロに使えそう.
アダプタと合わせると結構長いですね.開放F=2.8から使えるのはちょっとウレシイですが,色ズレは確実に起こってしまうようです.マクロ撮影では絞り値によってピントが結構移動することに驚きました.
F=22
F=2.8
せっかくマウントが同じなんだから,とα7IIにも装着してみましたが,やはり4隅がケラれます.フードは使えません.ただ,予想よりは影響が小さく,隅をあきらめればイケるかも.敢えて使うのか?と聞かれるとナントモですが.
さらに面白半分にsmc PENTAX-DA 16-45mmF4ED ALをα7IIに付けてみたところ,おおよそ24mm以上は問題ないものの肝心の16mmではのぞき穴から見たような絵になってしまいました.やっぱりSEL1635Z欲しいかも・・・
DA35mmについてしつこく確認
smc PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedについては,PENTAXの35mmフルフレーム機 K-1 登場のタイミングで「絞れば使える」「ケラレが酷くて使えない」と両方の意見があったようなので,自分で確かめてみました.備忘録代わりに.
F=2.8
F=8.0?
ホワイトボードのマグネットを,絞り開放(F2.8)とアダプタで4段絞り(F8.0?)で撮り比べてみました.絞り開放だと,かなりなだらかに広い範囲で減光してます.APS-Cでも周辺減光が分かるレベルかも.絞りこむと明るい範囲が増えますが,隅は暗いですね.
F=2.8
F=8.0?
ホワイトボードにカレンダー(平面の印刷物)を貼りつけて,同様に開放と4段絞りで撮ってみました.単体でみてると「案外こんなもんかな?」と思うのは,当方の目がフシアナなのか,昔の写真を見ているからか・・・使えないことはないけど,トリミング上等でネ,というところでしょうか.
SEL35F28Zは84,000円,SEL28F20は65,000円か・・・ゴクリ・・・