秋になると収穫のシーズンを祝って様々なものがチェントロ(旧市街中心部)に現れます.
静かな日曜日の午後.市のテントも稀な広場の一角から煙が上がっている・・・寄ってみると,おじさんが直火でクリを焼いていました.栗の大きさよりもわずかに小さい穴が多数空いた,柄の長いフライパンのような道具を使い,栗を豪快に焼いていきます.
栗の皮を火であぶって焦がし,フライパンをゆすってはぎ取ります.仕上げに,何度か高々と栗を空中に舞い上げ,風で皮を飛ばします.
焼き立てを買って食べてみると・・・日本の栗のように甘くはないけど,素朴な味と香ばしい香が喜ばしい,秋の味覚です.
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