リベンジ消費ってやつですかね・・・経済回してるということで.
ゼンマイ腕時計を買いました.日本ブランドSEIKOのSBEC009というヤツです.
セイコーの複雑なラインナップの中,Prospexというスポーツ系シリーズに唐突に加わった,ゼンマイ式クロノグラフです. 左右2眼のサブダイアルがちょっとクラシカルにスポーティ.写真では分かりにくいのですが,グレーの文字盤にアップライトインデックスがキラキラします.
泣き所は重さと厚さ.直径42.5mmはまあいいとして,ダイバーでもないのに15mmは厚すぎる.海外ブランドのライバルは13mmぐらいなので,セイコーの技術力なら薄くできないはずは無いんじゃないかと.
ステンレスなので結構重く,ヘッドだけで100gあります.ここをチタンにすると,グランドセイコー価格になっちゃうのかな.
背面はグラスバックなんですが,中のムーブメントは特段の装飾なし.メタルバックでいいから1mm薄くしてほしかった.
重く大きいから腕にピッタリ巻きたくて,手持ちのシリコンストラップを付けています.ラグ幅20mmは選択肢が多くて幸せなので,もうちょっといいストラップをおごってやりたいところです.
自転車通勤の友として
自転車通勤では毎回時間を測っておりまして,Skagen Falster(初代)のストップウォッチ機能を使っていたのですが,丸4年を迎えて電池の持ちが怪しくなってきました.寒風に吹かれるせいか帰宅時にシャットダウンしていることがあるのです.
そこでクロノグラフ(ストップウォッチ機能)付きの腕時計を探すことにしたのです.これも自転車出費の一環?
プッシャー(ボタン)は硬めの感触ですが,グローブをしていても迷わず押せるので実用的です.
また,計時中も時刻が分かる,というのが地味に便利.Falsterだとストップウォッチ動作中は時刻が表示されないんです.ソフト(アプリ)の問題ですけど.
ただ,右サブダイヤルが秒針,左が30分積算計なので,袖口から経過時間をチラ見しづらいです(右利き・左腕装着).これは逆にしてほしかった.スモセコ見てどうするんだよ,と.
ゼンマイ時計で計時なんて,実際にはしないでしょ?と言われているかのような.そういうことじゃないんだよ・・・
SEIKOの腕時計選び
セイコーのシリーズは分かりにくい.価格も機能もムーブメントも入り乱れている感じ.
そもそもクロノグラフがマイナーなところで,2眼はProspex,3眼はPresageなのか?と思いきや,限定モデルだけどSBEC005は3眼でProspex.一方,現行PresageのクロノグラフはSARK013しか無いみたい.かつてはスプリングドライブのProspex, SBDB017なんてのもあったようで.
またProspexのXマークは正直無いほうがいいんじゃないかと.目に付く割にエレガントじゃないというか.しかもクロノグラフの場合,秒計針は通常直立しているので,カウンターウエイトがXマークと被っちゃう.
価格帯10万円~20万円でクオーツも揃えるProspexに,限定とはいえ突然60万円超のモデルをぶち込んだりするのもどうかと思うし,PresageをPrestige LineとBasic Lineに分けるのもあからさますぎる.
個人的には,Prospexはクオーツというかスマートウォッチ化して,精度・耐久性・実用性を徹底追及するライン(G-Shock的な)にして,ゼンマイスポーツ腕時計はPresageとも違う新しいラインにしたらいいんじゃないかと思います.
セイコーの商売はそれでうまくいっているのだろうか?世界に冠たるマニファクチュールであるSEIKOには,もう少し上手にユーザーの見栄もくすぐってほしいところです.
洋モノブランドに対抗するのはグランドセイコーということなんでしょうけど,スポーツモデルは大型で保守的なモデルばかりなんですよね(価格も)・・・
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