2023年1月14日土曜日

Happy Hacking Keyboard から RAZER Huntsman mini へ

キーボードを更新してみました.RAZERのHuntsman miniです.

置き換え前は25年間Happy Hacking Keyboard (HHK)を使っておりまして,メインに2017年モデルのProfessional2 type-s(ホワイト),サブに2005年と2018年のProfessional/2(ブラック)の合計3台という構成でした.これを一気に全て置き換えました.

US配列が選べることも含め,かつてコンパクトなキーボードといえばHHK一択という状況でしたが,近年は60%キーボードと称してUS配列はもちろん,打鍵感を決めるキースイッチもいろいろ選べるようになりました.

HHK Professionalはtype-sと比較するとやや打鍵感が劣ります.type-sに買い替えようかとも思ったのですが,高価なんですよね.

そこで,サイズ感が近くブランドがそれなりに著名なRAZERのキーボード,Huntsman mini(以下Hmm)にしてみたのです.HHK type-s1台分のお金で3台買えます!


打鍵感の違い

Hmmのキースイッチには「紫」光学クリッキー,「赤」光学リニア,「黒」アナログの3種類があります.気分一新でクリッキーなものが欲しかったので,紫をメインに白黒1台ずつ,残りの1台は比較してみようと赤を選びました.

クリッキー

「紫」を打ってみると,ノリの良いクリック音がしますが,クリック感はさほどでもありません.むしろ,クリック感自体はHHK type-sのほうが感じます.また打鍵音ですが,押し込んでクリックしたときよりもキーが戻ってきて上端に当たるときのほうが大きな音が出ているようにも感じます.

なんとなくですが,打鍵音がハッキリすると軽く打てる(力を抜くタイミングが早くなった)ような気がします.高級感は圧倒的にHHK type-sが上だと思いますが,感触はとても気に入りました.

リニア

静音型とされる「赤」を打ってみると,リニアの名の通りほぼクリック感はありません.ただ,しばらく打ってみると,それなりに「紫」と共通する打鍵感に思われてきました.良くチューニングされているという印象です.

それでも,若干押下力が強めの設定となっており,底打ちするような打鍵になりがちではあります.悪くはないけど,クリッキーのほうに魅力を感じます.

なお,HHKは押しはじめにちょっとした力のピークがあり,「赤」よりはクリック感があります.

驚いたことに,静音性能はかなり高く,HHKのProfessional (type-sでないヤツ)よりも静かだと感じました.「紫」でウルサイと苦情を受けた方も「赤」ならまず大丈夫でしょう.


筐体の違い

HHKとHmmを並べてみると,横幅はほぼ同じ.奥行は,ベゼル的な部分がある分HHKのほうが少しだけ大きいです.背側のベゼルが薄いとキーボード全体がかなり小さく見えます.

机に座ってキーボードに正対すると,後ろ側のフチがキーに隠れて見えないので,キーだけが浮いているように見えるのです.

Hmmはキースイッチが露出しているデザインなので,一見HHKよりキートップが低いような印象を受けますが,比べてみるとむしろ高いです.デフォルトのカーソルキーが2段目のJKLと3段目のIを0段目(最下段)にあるfnと同時押しさせるようになっていることを考えると,「手の大きな人種向けだな」という印象を受けます.

手の小さな当方でも通常のキーを打つのに支障はありませんが,fnキーはシフトキーと同列(1段目)に置いてほしかったな.


HHKの思い出

HHKの良さは外形が小さいことだけでなく,ホームポジションからできるだけ手を動かさずに完結させられるよう配慮された点にあります.カーソルキーが変な位置にあるような気がしますが,右手を横にスライドさせるだけなので慣れると違和感ありません.

また,Hmmと比べると,手の小さめな(日本人に適した)キー配置を追求しているようにも感じました.

現在でも機能的に劣ることは何もないと思うのですが,当方が使っているタイプはWindowsキーが無いとか,Windowsでは機能しないキーがあるとか,ちょっと古い印象が否めなくなってきました.

また,キーの押下力はやや重めで,歳をとってくるともう少し軽いのがいいな,とも感じます.いまやキースイッチを選べる時代なので,HHKもバリエーションが欲しいです.

とはいえ,type-sを3台買うとなると10万円を超えちゃうので,そもそも客層が違うのでしょうけれども.


追記

Amazonのレビューに「Fnキーが起動しないと効かないのでBIOSに入れない」といったものがありましたが,当方が試したところオリジナルのFnキーを使ってコンビネーションを押す限りはちゃんとDELも入力できてBIOS (UEFI)に入れました.別のキーボードはなくても大丈夫そうです.

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