Nikkor LENS HOOD, 43mm. 箱に書いてあったのはそれだけです.
譲り受けたニコンS一式の中にこのフードも含まれていました.カメラ代金を計算した手書きメモにフードも記されていたので,ボディと同じく1955年10月に購入されたものだと思います.
少しくたびれた革ケースに収められていたのは,ステップアップリング状のアダプターリング,真っ直ぐな筒状のフード,そしてアダプターリングインサートというフィルタ押さえ,の3ピースでした.
あっさりした説明書も入っていましたので見てみると,フードとフィルタ取り付け枠を兼ねた製品だったようです.図解によると,フードとアダプターリングインサートは同時に使わないようなのですが,フード先端にもネジ溝が切ってあり,アダプターリングインサートを飾り枠のように取り付けることもできます.ただ,28mmレンズではケラレるかも,と書かれているぐらいなので,余計なものは付けるべきではないのでしょう.
ちょっと困ったのはキャップについてです.当方が譲り受けたレンズのキャップは全て左右からつまむような形なので,フードを付けてしまうと事実上取り付けられません.それならフード先端のネジ溝に,と思ったのですが,この直径が微妙なサイズなのです.52mmかな,と思ってPENTAXのレンズキャップをあてがってみたものの安定せず.もう少し大きいような感じなのですが,52.5mmとか53mmのキャップってあるんでしょうかね?
当面,フード装着時のキャップは諦めて,43mm径の保護フィルタを挟んで持ち出すことにしました.ちょうどAmazonで銀枠のKenko製が安く出ていて助かりました.
0 件のコメント:
コメントを投稿