2021年12月17日金曜日

Vektronは甘くない

電動アシスト自転車のVektron,折りたためることが特長の1つです.

で,折りたたむわけなんですけど・・・理想と現実だいぶ違うから.

重い

重い.Vektronを畳んだ方はきっとこう思うはず.

当方,試乗させてもらったときに自転車形態のベクトロンを持ち上げて「なんだ案外いけるじゃん」などと思って軽く考えていました.

折りたたんでも重量は変わらないのですが,持つところがない(持ちにくい)のです.予め確保していた階段下収納に収めたんですけど,コレがなかなかにキツい.腰を痛めないように気を付けなくては.

ネット上の動画では外国人さんが軽々と持ち上げたり車に積んだりしてますが・・・カーボン製のベクトロンでもあるのか?

ジョイント部やチェーンに触るとオイルが付く罠も.チェーンカバー(オプション)付けとけばよかった.

リアキャリアは「縦に置ける」という機能にも期待して購入しました.実際,縦に置けます.でも,この状態で運ぶのはとっても持ちにくい.吊りひもでも探そうかな・・・

変形マシンの現実

Vektron(やTernのVergeシリーズ)に興味をお持ちの方は折り畳み動画を見ていると思います.

そのとき,こう思いませんでしたか?「そんなにいろいろ全部手順を踏まなくても何とかなるんじゃないの?」私も思っていました.

例えば,わざわざアンドロステムを開いてハンドルをまっすぐにするのはメンドクサイとか,ステアリングポストとシートポストを伸ばしたままでいいんじゃないの,とか.

そうは問屋が卸さないんですよ.

シート高を乗車時のまま,かつアンドロステムも乗車時のまま「N字折り」をすると,ステアリング(についているレバー類)がシートに干渉してしまうのです.

しかも,変形前後だけでなく変形途上も干渉を気にしないといけません.

で「メンドクサイなあ」と思いつつ適当にアンドロステムを調整する.折り畳み時の様子を眺めると,乗車時とは逆側(サドル側)に倒した方がクリアランスが大きそうだな,と思うと,ハンドルポストを畳んだ時にコントローラ(Intuvia)がタイヤに当たります.

もちろん,左ペダルは前方に出しておかないと畳まれてきた前輪と干渉します.

結局,サドル下げ-ステムまっすぐ-ペダル回転,と手順を踏むのが,その後のトラブルを最小限に抑える秘訣かと思います.

なお,折り畳み状態はマグネットで保持される・・・はずなんですが,コレがまた,外れて欲しくないときはポロっと,すぐに外れて欲しいときはねちっこく,と.

走りは爽快で折り畳みのネガを感じることはあまりないのですけどね.

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