35mmが狭く感じるなんて.
3年前に購入したSEL20F18Gは瑞々しい写りと373gという軽さで気に入っているのですが,やはり20mm固定となると他に交換レンズの準備が前提になります.
そんな中,(あくまで比較として)低価格・小型のSELP1635Gが登場したので購入しました.
16mmという焦点距離に興味があったのと,35mmまでカバーできる万能性がコンパクトにまとまっている,という点に惹かれました.
レビューではよくコンパクトだと書かれるこのレンズですが,イメージしていたSEL20F18Gよりは一回り大きいです.フィルタ径も67mmに対して72mmです.ただ,重量は353gとむしろ軽いことには驚かされます.
なお,20mmから70mmまでカバーするSEL2070Gもありますが,当方どうにも50mm~70mmに意識が向かないので,より広角をとりました.
さらなる広角ならSEL1224Gがありますが,高価なのと12mmは難しそうなので考えませんでした.
モデル名 | 焦点距離[mm] | 重量[g] | 最大径[mm] | 長さ[mm] | フィルタ径 |
---|---|---|---|---|---|
SELP1635G | 16-35 | 353 | 81 | 88 | 72mm |
SEL20F18G | 20 | 373 | 74 | 85 | 67mm |
SEL2070G | 20-70 | 488 | 79 | 99 | 72mm |
SEL1224G | 12-24 | 565 | 87 | 117 | 装着不可 |
ズーム操作については,リングとレバーが両方備わります.
ズームの操作性についてはいろいろ言われるところですが,確かにワンテンポ遅れて動作する印象は否めないですね.せっかく電動ズームなのですから,16mm, 20mm, 24mm, 28mmといった定番焦点距離に移動する,みたいな機能が欲しいです.
機能とは全く関係ありませんが,SONYレンズは型番標記がまちまちです.SELP1635Gは無印SEL24240と同じ単純な印刷になっておりました.
手許のレンズを見てみると,SEL20F18G, SEL24105Gは立体文字の銘板,SEL35F28Zは掘り込みにインクを流してありました.SEL50F25Gは印刷ですが,インクが盛り上がって少し立体感があります.
フォントも微妙に違えば,初期のSEL35F28Zは小数点がピリオドではなくカンマ(欧州式?)ですね.
SONY的には,銘板で飾り立てるのはやめよう,という方向性なのでしょうかね.絞りリングやカスタムボタン,AF/MFや絞りクリックの切り替えスイッチなど,鏡筒上のアイテムが多くなってきているせいかもしれません.