またキーボード買ってるよ,この人・・・
ロープロファイルの60%キーボード,Nuphy air60 v2を購入しました.安くはありませんが,Happy Hacking Keyboardよりは安いからヨシ!
いろいろありながらもRAZER Huntsman miniをメインで使ってきたのですが,どうにも手首が痛いのです.
Huntsman miniは(旧モデルの)Happy Hacking Keyboardよりもキートップが高く,手首が疲れがちなのです.
じゃあパームレストを買えばいいんじゃない・・・なのですが,当方コンパクトな姿に惹かれて60%キーボードを使っているのに,余計なパームレストなど付けたくない!ということで,ロープロファイルキーボードに期待をかけてみることにしたのです.
Huntsman miniと比べてみると,たしかにキートップが非常に低いことがわかります.実際,掌の付け根をテーブルに置いたまま,楽に打鍵できます.
VIAによるキーマップ
Nuphy air60 v2を選んだもう一つの理由は,キーアサイン変更の自由度が高いためです.
VIAというツールを使って,かなり多様にキー配置を変更できます.これはRAZER Synapseよりも(外部からの介入なしで)変更できる幅が広く,かなり満足しています.
マニュアルには(多くのwebにも)レイヤー0,1がMac, 2,3がWindowsと書かれていますが,当方が購入した物ではレイヤー0,1,2がMac,3,4,5がWindowsとなっているようでした.それぞれ3レイヤーずつ持てるようになったんですね.
レイヤー3(基本配列)は,CAPSをCTRLに,左CTRLをFn=MO(4)に,そしてHHKBっぽくエンターキーの下にあるDELキーもMO(4)に変更しました(赤囲い部分).Fnキーをいくらでも増設できるのはRAZER Synapseと同じくすばらしい.
レイヤー4(Fnキー押下時)は,慣れていたHuntsman miniに似せて決めました.つまり,Fn+IJKLでカーソルキー,Fn+BSでDELです.
さらにFn+OとFn+;に変換・無変換を割り当ててみたのですが,うまく機能しませんでした.なのでそれぞれScrLkとPgDnを割り当てて,Microsoft PowerToysで変換・無変換の動作をさせています.
アレっと思ったのはSHIFTキー.デフォルトではFn+SHIFTでレイヤー5へ変わるようになっています.これだとFn+IJKLでカーソルを移動させながらSHIFT同時押しで範囲選択ができないので,レイヤー4でもSHIFTとして動作するように設定しておきました.
このほか,もしかして使うかも・・・といくつかHuntsman miniと同じキーを設定しておきました.
キーマップとは関係ありませんが,キーキャップは全然光を透過せず,スイッチの発光はほとんど見えません.キーキャップを変えないなら,節電のためにライティングはオフで.
カーソルキー
Nuphy air60は最近の60%にときどき見られる,右SHIFTを小さくしてカーソルキーを押し込んだ配置になっています.
Huntsman mini時代に左手でFnキーを押しつつIJKLでカーソル移動に慣れてしまったので,あまり独立カーソルキーの恩恵を受けてはいません.エクセルで大きな表を作るときなどは楽でいいですね.
それよりも,案外右SHIFTは押さないものなのだな,ということを実感しました.
RAZER Huntsman V3 Pro MINIの,軽く触れるとカーソル移動,押し込むとSHIFT,というのもカッコイイのですが,仕事利用でも上手く動くのか(エクセルのセルをダーッと移動するときとか)不安だったので選びませんでした.
なお,Huntsman miniのような,右シフトキー1つのキーボードと比べて,ZXCV...は1/4キー分ぐらい左にずれていて,左シフトキーが若干短くなっています.当方,どうもこれが原因で最下段キーのミスタイプが増えているように思います.ノートPCも含めて他のキーボードはすべてHuntsman miniと同じなので,どうしたものか思案しています.
Aloeを選ぶ
いつもの家電量販店には,いくつかのキースイッチを組み合わせて試打できるモデルが置いてあり,打ってみるもののよくわかりません.
当方の打鍵スタイルを振り返ると,ロープロファイルなら絶対底突きするまでキーを押すだろうと思われました.そうなると,クリッキーやタクタイルはナシだな,と判断しました.
RAZER Huntsman miniでは紫軸(光学クリッキー)と赤軸(光学リニア)双方を使っていまして,どちらも初期押下力45gなのですが,紫軸のほうが軽く感じます.赤軸は押し込んでいくとリニアに反発力が強まるので,そのように感じるのでしょう.
また,サブ機を2台まとめて相手にしているASUS ROG Falchion Aceは初期押下力40gだそうなのですが,「赤軸よりは軽いけど,紫軸よりは重いかも」と感じておりました.我ながら感覚が当てになりません.
ロープロファイルは少し重めの50gぐらいが一般的,と聞いていましたが,ノートPCのキーボードみたいな打ち味は面白みに欠けるな,と思ったので,一番軽い37gのAloeにしてみました.
実際に打ってみてどうかというと・・・確かに軽いですね.キーを撫でるように指を動かすスタイルの人はミスタイプが増えるかも,少し指が緊張する軽さかもしれません.
打鍵音=底突き音なので,静音かどうかはユーザーによって変わると思います.当方が使うと,Huntsman miniの赤軸(静音)よりはうるさく,紫軸よりは圧倒的に静か,というところです.