2017年9月14日木曜日

ニコンの105mmで国分寺~立川

α7IIが来て,改めてオールドレンズを持ち出しております.今回はNikkor-P・C 1:2.5 f=10.5cmを装着して,国分寺~立川をうろうろしてきました.

このレンズはニコンSマウント用のもので,1955年ごろ購入されたものです.105mmという焦点距離ながら最小F値は2.5と大口径なのですが,そのぶん重量があります.

Amedeoのマウントアダプタで取り付けていますが,後のPENTAX super-takumarがM42なのに対し,より古いこちらはバヨネットマウントです.オールドレンズの場合,絞り値を知るにはレンズ指標を見るほかないので,取り付け角が決まっているのはありがたいです.

コンパクトなフードが付属していますが,捻じ込み式ではなく,両サイドのボタンを手で挟むように押すとネジ山部分が縮み,セットして離すとフィルタネジに固定される,という形式でした.

α6000で使っているときは,135mmともども何となく苦手意識がありましたが,α7で使うと中望遠は非常に楽しいです.注目している対象を写し込んで,背景は難なくボケてくれます.やはり,35mmフィルムサイズというのは焦点深度と画角の関係が人間にとって馴染みやすいバランスなのかもしれませんね.


国分寺断崖でチョウを撮りました.とても60年前とは思えない解像度を持っています.さすが日本光学.ただし,レンジファインダー用のレンズですから寄れません.刻まれた指標でも4 feet(1.2m)が最短です.

小さなクモ,等倍で切り出してみました.もう少し寄れれば・・・そういえば,Eマウントに90mmマクロがありますね・・・ゴクリ.

絞りを開放にするとかなりピントはシビアになります.その場合でも,周辺減光は許容範囲内だと思います.

水路に一風変わったししおどしが置かれていました.水車部分は水に濡れてつややかです.

鉄橋に移動.圧縮効果,出てますかね?

線路脇の風力計.妙に動物っぽい感じがします.

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