2013年2月9日土曜日

学校(1):学制など

イタリアの学制は小学校から順に5・3・5制で,日本と少し異なります.公立学校の他,少数の私立学校や国際学校,外国人学校があります.我が家は子供が小学生だったので,通う小学校を探す必要がありました.

残念ながらベネト州には日本人学校はありません(イタリア全土でミラノとローマにしかない).まさか毎日特急で2時間かけて通うわけにも行きませんので,現地公立校か国際学校を探すことになります.

現地公立校は費用が基本的に無料です.ただ,基本言語がイタリア語ですので,短期滞在には向かないでしょう.私の受け入れ先の先生も「3年いるんなら現地校を進めるけどね・・・」と言っていました.それでも,移民が多いイタリア,学校によるものの外国人子弟に対するケアはかなりのレベルにある,とも聞きます.また,先生曰く,イタリアの学校教育は非常に良い,とのことでした.これまた学校によりますが,基本的に授業は昼過ぎで終了する代わりに,土曜日も授業があるようです.

我が家は事実上半年程度しか在学しないので,現地校ではなく国際学校を探すことにしました.なお,当初私は,滞在許可証を得てからでないと公立学校には入れないのではないか?と思っていましたが,そうでもない,という話を聞きました(未確認).

なお,イタリアでは小学校での留年もさほど稀ではありません.逆に,親が承認すれば,就学年齢到達の数か月前でも子供を小学校に入れることができます.これは一見,教育熱心な家庭向けの制度のように思えますが,実態は逆なのだそうです.共働きが多いイタリアの庶民は,子供を幼稚園(日本の保育園のような機能も持つ)に入れるのですが,それは義務教育ではないのでお金がかかるのです.早く公立の小学校に子供を入れてしまえば,その分のお金が浮く,そういうことなのだそうです.

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