2013年2月11日月曜日

学校(3):授業など

小学校高学年の授業内容を見ますと,明らかに最も重視されているのは算数.週5日のうち4日で実施されます.次いで英語,イタリア語と語学です.全くイタリア語が分からないわが子とネイティブイタリアンでは差がありすぎますので,イタリア語に関しては特別クラスを用意してくれました.

英語に関しては自助努力が求められるようです.ベルリッツに1年弱通った我が子では,当初全く歯が立たない様子でした.ただ,先生に聞きたい・言いたいことが全く言えないのでは困るので,何かあると私が紙に英文で質問やメッセージを書き,子供にはそれを指さすようにいいました.とりあえず,嫌がらずに学校へ行っているので,何とかなっているのでしょう.

算数のレベルは,明らかに日本の学校よりのんびりペースです.公文や塾で勉強している子なら,内容は全く問題ないでしょう.ただし,当然ながら全て英文ですので,英文法が全く頭に入っていない我が子には,問題文を理解させるので一苦労です.また,正しく答えを書く(例えば「何本鉛筆を買いましたか?」と聞かれたら,「5本買いました.」と答える)のも,英作文などやったことがない子には少々辛いかもしれません.

理科や社会は「トピック」とひとまとめにされ,週替わりで提供されました.理科はともかく,社会に含まれる地理や歴史は,当然ながらイタリア,ヨーロッパ中心ですので,大人でもよくわかないことが沢山でてきます.イタリアの山脈の特徴を列挙せよ,など.Wikipediaに非常にお世話になりました.

体育は日本と異なり,全く重視されません.やりたくない子はやらなくていい,そんなレベルです.むろん,わが子は体育こそ喜んでやっていましたが・・・日本の学校が強制的に運動させるのは,やはり軍隊が発想の源だからか,などと思ったりもします.学校にプールなどありませんので,イタリア人の大人は泳げない人も多いとか.

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