本記事は,当方の個人的な体験と主観的な意見を述べております.できるだけ具体性のある情報を,と思って記述しておりますが,特定の地域や物品,サービス等を宣伝したり毀誉する意図はございません.
物件決定と契約
イタリアでは,賃貸契約は基本的に大家さんと直接行います.日本では代理契約を結んでいる不動産屋さんも多いようなので,ちょっと雰囲気が違います.
私が依頼したエージェントは,紹介した物件(結局6件紹介してもらった)は全て直接見せてくれました.ほとんどの物件では,大家さんとも会いました.引き渡し時にセットされている家具はどれか,とか,洗濯機はどこに置くのか,など,直接条件を相談できる機会があるのは安心です.このとき,可能な限り研究室メンバーのイタリア人に同行をお願いして,通訳をしていただくと共にイタリア人としての印象を聞きました.
物件探しは,まずエージェントに電子メールで物件の写真や位置を連絡してもらい,それらを見分した後,メールで返答する,という形でした.最終的に物件を決めたら,オーナーと日程を調整して事務所に集まり,契約を行います.なお,エージェントに払う手数料は,日本と似ていて家賃1ヶ月分が相場です.
契約書は全てイタリア語で書かれているのですが,Google翻訳での英訳を付けてくれました.もちろん,不明に思うところは都度質問し,契約書にサインします.契約にあたっては,収入印紙4枚と,契約手数料,1回目家賃,敷金(デポジット)を支払うための小切手,税務上の契約者を特定するCodice Fiscialeを求められました.イタリアでは脱税防止の観点から,1,000ユーロ以上の現金決済が禁止されているそうで,小切手が用意できない場合はエージェントと相談して何らかの決済手段を見つける必要があります.
もっとも,私がお世話になったエージェントは「何とでもなるよ」と言っていましたが.
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