2013年2月12日火曜日

iモードメール

日本ではごく普通に利用しているiモードメールなどの携帯メールは,海外に行くと厄介な存在です.

注意が必要なのは,日本のiモード端末を海外に持ち出してのiモードメール読み書きです.

海外でiモードメールを受信する場合,1回で50円もしくは100円が必ずかかります[1].送信時も同様です.50円か100円かは地域・事業者によって異なり,[2]で調べる必要があります.ちなみにイタリアの事業者はグループA(50円グループ)のようです.自動受信&都度返信などしているとタイヘンなことになります.
[1] http://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/content/imode_m/index.html
[2] http://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/area/index.html

もちろん,最低パケット料金を上回る数・量のメールを送受信する場合は,それに応じてパケット料もかかります.海外パケット定額もありますが,青天井でないだけで,結構な金額になりえます.しかも日本国内でパケット定額プラン加入が必須です.FOMAなどで0円スタートのパケット定額に加入できる方は良いかもしれませんが,Xiなどでは最低2,100円/月の定額料がかかります.1か月未満の滞在者向けでしょう.

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そういうわけで,海外でiモードメールを読み書きするには,現地SIMをスマートフォンに挿し,ドコモのサービス「iモード.net」に加入し(210円/月),「Imoni」などのアプリを使うのが良い,はずです.端末のSIMロック解除料を支払っても十分ペイすると思います.

これで現地SIMの通信量を使い切るまで存分にiモードメールを使える・・・わけですが,1つ気をつけなくてはいけないことがあります.それは,30日間に1000通以上のiモードメールはやりとりできない,ということです.

これはiモードメールセンター,及びiモード.netの仕様に起因するものです.iモード.netでiモードメールを消去しても,センターからは消去されません.センターは1000通までしかメールを保持せず,メールが自動的に消えるのは受信から720時間(つまり30日)の経過が必要です.

iモードメールをチャットのように使う方,メールマガジンをたくさん取っている方,迷惑メールが多い方,他のメールを転送している方など,1日平均30通を超えるような使い方をしている方は要注意です(そんなにいないと思いますが).

可能であれば,gmail等でアカウントを生成し,iモードメール相手にはそちらで送信・受信許可をしてもらうようお願いして,できるだけiモードメールへの依存を減らすようにすべきでしょう.なにしろiモードメールのために,ドコモ基本料+iモード料+.net料(私の場合,税込1,305円)を払い続けているわけですから・・・海外赴任をきっかけに,キャリアメールとオサラバしたいですね.

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なお,欧州では携帯端末同士のやりとりはSMS(ショートメールシステム)が一般的です.端末が日本語に対応していれば,全く問題なく日本語SMSもやりとり出来ています.

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