取り付け口のあるものは埋めたくなりますよね・・・
当方のα6000はRX100M3と併用なので,順当に考えれば標準ズーム域はRX100M3に任せ,望遠域担当とオールドレンズ母艦の役目をα6000に任せればいいわけです.
でも,せっかくAPS-Cサイズの撮像素子があるんだし,明るいAFのレンズがあってもいいじゃないか・・・などとついつい考えてしまいます.
要するところ限られた予算の中で,なにか1つAFレンズを買っちゃおうかな?とウジウジしているのです.
なので,自分の頭を整理するために迷いの課程を書き出してみました.なお,価格についてはα6000ボディ(ソニーストアで約60,000円+税)と比較して「高い」「安い」と言っています.
レンズ | よいところ | よくないところ |
---|---|---|
SEL35F18 53,000円 |
明るく軽量コンパクト 手ぶれ補正付き! |
Nikkor 35mmが失業しそう もう少しワイドがいいかも |
SEL30M35 30,000円 |
安価! 軽量コンパクト 寄れる(最短9cm) |
ちょっと暗い マクロとしては広い 銀色しかない |
SEL50M28 68,000円 |
等倍マクロ 寄れる(最短16cm) |
換算75mmはちょっと狭い f=1.4 旧レンズ軍団の存在 |
SEL24F18Z 99,000円 |
寄れる(最短16cm) ZEISSの青バッヂ 24mmは初めて |
お値段高め |
SEL28F20 65,000円 |
換算42mmが良さそう まずまずコンパクト 別売コンバータあり |
PENTAX 28mmが失業しそう |
ZEISS Touit 1.8/32 $700(?) |
ZEISSの青バッヂ 32mm(換算48mm)は珍しい |
お値段高め AF性能は? |
Batis 18mm Batis 25mm |
いいなー | 手が出ません |
ソニーのレンズはAPS-C機用のものと35mm版フルフレーム用のものがあるのですが,SEL35F24Z, SEL35F18, SEL35F14Zなど型番では区別されていません.
妄想の軌跡
SONY EマウントAPS機のレンズでまず名前が挙がるのはE 35mm f1.8(SEL35F18)でしょう.明るく軽量コンパクトで写りも良い,と評判も上々です.ただ,当方が併用しているRX100M3のカバー範囲内なんですよね.
しかし,RX100M3はいまひとつ寄れない印象があります.初代やM2からはだいぶ改善されたらしいのですが,どうも感覚的に不満があります.それなら寄れるレンズを買おう!そう思うとマクロレンズE 30mm f3.5(SEL30M35)かFE 50mm f2.8(SEL50M28),あるいはE 24mm f1.8(SEL24F18Z)になるでしょうか.
E 30mm f3.5は珍しい焦点距離で換算45mmの画角ですね.安くて軽くて写りも良いと評判です.最短撮影距離は9.5cmを誇りますが,45mmの画角だとクローズアップ撮影には相当寄る必要があり,かえって難しそう・・・.また普通のレンズとして使う場合,画角は良いもののキットのズームレンズとそんなに変わらないF値だとイマイチ購買意欲がわきません.色もシルバーしかないんですよね・・・
次に焦点距離の長いFE 50mm f2.8 Macro.最短撮影距離は16cmですが,換算75mmだと被写体を収めるためにはそれなりのワーキングディスタンスを取ることになり,マクロとしては使いやすそうです.ただ,普通のレンズとしては画角がちょっと狭そう.焦点距離50mmにはf1.4のオールドレンズたちも居並んでいる(MFですけど)のが悩ましい.
E 24mm f1.8はマクロではないものの,最短撮影距離16cmといい感じです.換算36mmは伝統的な広角に近いですね.テーブルの上の料理を撮るような用途に最適・・・という感じ(当方に左様な趣味はありませんが).ZEISSレンズということでちょっとお値段は高め.海外レビューではブランド名や価格に過度の期待は禁物,といったコメントも散見され,財布の軽い当方には悩ましいところです.尤も,当方の手持ちにはオールドレンズを含め24mmという焦点距離は無く,興味がわきます.
ちょっと違った焦点距離というと,ZEISSのTouit 1.8/32 (32mm)もありますね.APS専用として焦点距離を設定しているなら好印象の換算48mmは標準レンズ相当として良さそうですが,最短撮影距離は30cmとごく普通.あれ,何を求めてたんでしたっけ?
じゃあどういう焦点距離がいいのか・・・と考え直してみますと,当方が使ってみて最もしっくりきたのはSuper-Takumarの28mmでした.この換算42mmというのは50mmより少し広く,PENTAX FA43mm本来の画角に近いです.で,Eマウントの28mmというとFE 28mm f2.0(SEL28F20)があります.35mm版フルフレームをカバーしていながら細身の鏡筒で,α6000にもマッチしそう.お値段は中庸ながらコンバージョンレンズとの組み合わせもできる.開放F値は2.0と,手許のSuper-Takumarやキットレンズよりだいぶ明るい.最短撮影距離はAF時29cmと平凡ですが,なかなかいいじゃないですか!
FE 28mm f2.0で決まりか!と一人盛り上がってみたものの,もしこれを買ってしまったらSuper-Takumar君を始めとしてMFレンズたちを使わなくなってしまうのではないか?とフと思いました(その意味ではSEL35F18も実に危険).彼らの母艦となることがα6000の重要な使命だったのに・・・そう思うと,やはり彼らに無いものを求めてレンズを選ばなければならないのか?などと考え込んでしまいます.
結局決められないまま,今日もフォーカスリングを手で回しております.
なお,ZEISS Batisの18mm(換算27mm,最短撮影距離25cm)や25mm(換算38mm,最短撮影距離20cm)もいいなーと思いましたが,お値段が・・・ちょっとAPS-C機にはモッタイナイかな・・・
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