2020年11月30日月曜日

110mm持って調布飛行場

フォクトレンダーのMACRO APO-LANTHAR 110mmを抱えて調布飛行場に寄ってきました.

ごく短時間の滞在でしたが,昼間の発着があつまる時間帯に出かけたので,着陸2,離陸1を撮影できました.被写体はいつものDo-228です.

調布飛行場に110mmですと(絞りはF8),目の前を通過する飛行機を写すにはバッチリなのですが,少し離れると等倍に近い切り出しになります.一度400mmとかレンタルしたら楽しいのかな,と思ったりもしますが,ブレずに撮る自信がないです.

単焦点ですので,滑走路の向こうにいる飛行機でおおよそピントを合わせて,あとは追いかけるだけなのですが・・・MACRO APO-LANTHAR 110mm,オーバーインフがあるようです(用語正しい?).

ピントリングを無限遠側に回し切ると,その直前より像がぼやけます.ターミナルビル付近の飛行機は無限遠じゃないのかな?とさらに遠くの建物を覗いても同様でした.

やっかいなのは,この望遠域ではピントの移動が速く,またピントリングが軽いのです.うっかり触れるとすぐにズレてしまいますので,ねじ込み式の金属フードに左手を添えて慎重に振りました.パーマセルテープなどで固定してしまったほうがよいのでしょうね.

2020年11月20日金曜日

eGPUの安定性

Dell XPS13 (9310)に買い替えてひそかに期待していたのは,外付けThunderboltデバイスの安定性,具体的にはeGPUとの相性が改善するのではないかということです.

結論から言って,常用可能なレベルの安定性が得られるようになりました.Thunderbolt4は安定性重視だそうですが,それなりに功を奏したといえそうです.

スキンシール貼りました.


ここまでの軌跡

eGPUの話ってMacの例が多く,Windows PCでの実施例って検索しても有名な数例しかヒットしないんですよね.それらでも継続的な使用に耐えているのか,なかなかわかりません.ここでは,自己満足的に当方の軌跡を記録しておきたいと思います.

使用eGPU

使用している外付けGPUボックスはRAZER CORE X Chromaです.電源容量も大きくUSBハブにもなる,最も確実な選択だと思います.

取り付けたGPUはNVIDIAのGTX1660Tiです.選択にあまり深い意味はないのですが,Thunderbolt3の外部PCIeは4レーン相当だそうなので,強力なGPUでもCPU側との通信がボトルネックになる可能性があります.

ケーブルは付属のThunderbolt3ケーブル.50cmと短いですが,不安定の原因になるとイヤなのでガマンしています.

ディスプレイはLG 27UD88-Wという4KディスプレイをGTX1660TiにDisplay Port (DP)で接続し4K-60Hz表示を指定しています.PC本体のディスプレイは非表示にしています.

当方のPCは仕事用でゲームは一切しませんが,ドライバはデフォルトのままにしています.またNVIDIAコントロールパネルのほか,RAZER Centralもインストーラーに言われるがままに入れています.

マシンとの相性

表にまとめると次のような感じです.

機種名インタフェイスeGPU相性
Dell XPS13 (9310)TB4
HP Spectre x360 13 (2019)TB3×
HP elite x2 1012 G2TB3
(参考)Surface GoUSB-C認識せず

まず当然の確認ですが,Thunderbolt3でないUSB-CにRAZER COREを接続しても認識しません.Thunderbolt機器なんです.

Thunderboltを備えたPCでは基本的に動作するのですが,画面スリープからの復帰と本体再起動が鬼門になります.

2017年モデルのHP elite x2 1012 G2(長い名前だ)は比較的安定して動作しました.ただし,DPでeGPUとディスプレイを接続していると,初回起動時は画面がでません.そのまま再起動すると出ます.また,HDMI接続にすると問題ないのですが,なぜかリフレッシュレートが30Hzになってしまいます.

この頃のWindows10はThunderbolt機器がそれなりに特別扱いになっていて,インストール時(初回接続時)にどのような扱にするか,いくつか選択肢が表示されました.

2019年モデルのHP Spectre x360 13は,ディスプレイ消灯からの復帰が大変な鬼門で,うっかりディスプレイが休止すると,復帰時に本体の動作が固まる-->しばらくたってブルースクリーン&自動修復-->再起動,というプロセスが必要で参りました.結局,eGPUはしばらくお蔵入りとなりました.

この頃のWindows10から,Thunderbolt機器であっても初回接続時にバックグラウンドで自動的にドライバがインストールされ,使用可能になったら通知されるだけとなりました.

2020年モデルのDell XPS13 (9310)はまずまずの安定性を誇り,ディスプレイ休止も再起動も問題なくこなします.ただ,初回起動はeGPUを接続してから行う必要があるようで,これをやらないとeGPUが認識されないようです.

追記1:背面のUSBハブも良好に動作していて,キーボード・マウス・Webカメラがきちんと機能しています.

追記2:RAZER CORE X Chromaの主電源を入れ忘れてケーブルをPCに接続し,起動してから「あ,イカン」とケーブルを抜くと,ちゃんとGPUとの接続が解除された旨の警告がでます.主電源入れなくて分かるんだ・・・

パフォーマンス

GPUを活用するアプリであれば,かなりの性能向上を体感できます.

DELL XPS13 (9310)にてBlenderのBMWベンチで比べると,内蔵グラフィクス(Iris Xe)で531秒かかるところを101秒で終えます.

ただ,i7-7600UのHP elite x2 1012 G2にGTX1660Tiだと98秒でした.微妙にオーバーヘッドが増えているのかな・・・このときは内蔵グラフィクスの性能が低かったので,10倍以上の性能向上でした.


実は当方のXPS13,オンボードのメモリに異常があり修理送りになってしまいました.当初はeGPUのせいでブルースクリーンが頻発するのかと思ってガッカリしましたが,何度目かの再起動でけたたましいビープ音と共にメモリーエラーが発生.メイン基板交換となりました.

ようやくeGPUがほぼ平穏に使えるようになり,肩をなでおろしているところです.この手のシステムは原因追及が大変で,人に勧められるかと言われればNOなのですが,画像処理においてGPUは非常に強力で,抗しがたい魅力を持っているのも確かです.

これから内蔵GPUもどんどん進化し集積度合も上がってくると思うのですが,同じ技術を使えばdGPUもさらに進化するわけなので,しばらくは悩みが続くのではないかと思います.

追記

コメントでご指摘いただいた「高速スタートアップをオフ」はDELL機でも効果がありました.

週末,自宅で普通のUSB-Cディスプレイに接続して使い,週明けにeGPUと接続するとブルースクリーンが出る場合がありました.高速スタートアップを停止してからはそのようなトラブルは出ていないので,確かに意味があるようです.少し起動時間は長くなりますが,かつてのWindows機と比べればとても短いです.

それでも,ユーザー認証が終わるまでは本体液晶にしか画面が出ない場合があり・・・奥が深いです.そうならな場合のほうが多いのですが.

2020年11月11日水曜日

34567kmになりました

オドメーターが34567kmになりました.

この間,2回リコールがありましたね・・・

2020年11月4日水曜日

第11世代のベンチマーク

どんどん世代が進むIntel CPU.もう第11世代なんですね.

先に導入したDell XPS 13もi7-1165G7を積んでます(すぐに本命の1185G7が来るらしいですが).

名称は1065G7と1字しか違いませんが,パフォーマンスはどうなのか?手許にあるPCでごく簡単にベンチマークをとってみました.Cinebenchのカッコ内はシングルコアのスコア,BlenderはBMWの描画完了までの秒数です.

なお,ベンチマークの値はいろんな条件で上下する可能性があります.全ての機体でパワーマネージメントは標準設定のままです.また,HP機は低めに,Dell機は高めに値が出ると言われています.

機種名CPUGPUCinebench20Blender BMW
HP elite 1012 x2 G2i7-7600UHD620708 (304)1128 s
HP Spectre x360 13i7-1065G7Iris Plus1205 (457)682 s
MSI Prestage 14i7-10510UMX2501296 (418)526 s
Dell XPS 13i7-1165G7Iris Xe1929 (558)531 s

少ないサンプル数ですが,i7-1165G7はシングルコアのスコアが高いですね.これとIris Xe iGPUを合わせるとi7-10510U+MX250に迫るパフォーマンスが出ています.

さすがにdGPUを超えるところまでは行かないですが,1065G7と比べると思いのほか性能向上があるようです.DellとHPの差かもしれませんが.

なお,購入してそのままの状態ではUSB-C接続ディスプレイに4K 60Hz出力ができず,30Hzになってしまいました.同じケーブルでSpectre x360なら出来たので何故かな・・・と思いましたが,Dellのツールでアップデートを掛けたところ60Hz出力できました.

2020年11月3日火曜日

DELL XPS13を導入

新しいノートPC, DELL XPS13を導入しました.第11世代core-iを搭載した9310です.

HP Spectre x360 13を2月に導入したばかりではあるのですが,コロナ禍で出張が皆無となり,内蔵WWANを生かす機会がほぼ無くなってしまいました.一方で,SSD周りはどうも不安があり,一旦HP機からは離れてみようかと考えたのです.

内蔵WWANを諦めるとPCの選択肢が広がります.今回は16:10スクリーンでオーソドクスなスタイルのXPS 13にしてみました.

XPS 13 (9310)には1920x1200ドットのFHD+非タッチモデルと3840x2400ドットの4K+タッチモデルがあります.

価格差は十分納得の範囲なのですが,4K+は光沢スクリーンなんです.Spectre x360もタッチ光沢だったのですが,映り込みは思いのほか激しく,会議室天井の蛍光灯がまぶしいくらいで参りました.2in1だとタッチは外せませんが,オーソドクスなクラムシェルならタッチなしでも結構,ということでFHD+にしました.

XPS 13で嬉しいのはキーボードです.US配列キーボードが選べて,キー配置もオーソドクスなのです.HHKを長らく愛用する身としてこれは有難い.Spectre x360はJIS配列のみで,さらに右端に特殊キーが並ぶ配置でしたから,ホームポジションが左寄りだったのです.

なお,インターフェイスはUSB-C (Thunderbolt4)のみ.給電もUSB-PDですが,付属の充電器が45Wでびっくり.Spectreは65Wでしたから.第10世代から第11世代で消費電力が下がったのか,DELLの技術(もしくは方針)なのか?


最初から16:10(もしくは3:2)スクリーンのクラムシェル機を想定していたので,今回はあまり機種選択に迷いはありませんでした.一応,比較した機種を表にしました.

機種名CPUdGPU画面サイズ(比)大きさ(約mm)重さ(約kg)
DELLXPS 13 (9310)i7-1165G7-13.4 (16:10)296 x 199 x 151.2
DELLInspiron 13 (7300)i7-1165G7MX35013.3 (16:9)304 x 198 x 171.0
MSSurface Laptop 13i7-1065G7-13.5 (3:2)308 x 223 x 151.3
AppleMacbook Proi7-1068NG713.3 (16:10)304 x 212 x 161.4

同じDELLから発売されているInspiron 7000 13インチ(7300)はちょっと気になる存在です.スクリーンはFHDなのですが,同じく第11世代Core-i7を搭載し,ディスクリートGPUとしてMX350も積んで,重量が約1kgなんです.ちょっと横幅が大きいですが納得の範囲です.USB-A端子も残されていて汎用性も高く,これで1kgは立派.US配列キーボードは選べないみたいですが.

表にはありませんが,16:9スクリーンの旧型XPS 13も,6コアのi7-10710Uが選べるという点で魅力があります(まだ買えるみたいです).尤も,このところなぜか市場から6コアCPUのノートが姿を消しているんですよね・・・Intelの生産等の都合か,あるいは排熱の問題でしょうか.

Surface Laptop3は3:2の高解像度液晶が自慢ですが,相変わらずThunderbolt3に非対応です.さほど小さく軽くもなく,メモリ16GB+SSD 1TBにすると非常に高価で,食指が動きません.

Macbook Proは・・・重いです.専用にチューニングされたCPUを積んでいるのは羨ましいですね.

2020年10月23日金曜日

ひっかかる Spectre x360 13 (2019)

今年の初めに導入した HP Spectre x360 13 (2019)なのですが,ちょっと動作にひっかかるところがあります.

こいつは1TB SSDにプラスしてOptaneメモリ32GBを搭載しているのですが,なんだかアクセスが引っかかるように感じることが増えてきました.

ときどきブアーっとファンが回り出すのですが,タスクマネージャーで調べるとOptane Memory(とSystem)プロセスがかなり頑張って動いています.

それはそれで・・・と思うのですが,ときどきZoom中にUSB-C接続したディスプレイがブラックアウトするようになりました.音声は生きていて,USB-Cを抜いて本体ディスプレイのみにすれば回復します.

直接の証拠は何もないのですが,Optaneメモリがパフォーマンスを食っていたらやだな・・・とちょっと思います.

それ以上に,SSD自体にトラブルがあるのかも?と思ったりもするのですが,どうなんでしょう.以前使っていたHP elite x2 1012 G2でもプチフリーズのような現象がよく起きていたので,HPが組み込むSSDは鬼門なのかな?

SSDが調子悪いと,Optane関係のトラブルを誘発しそうでちょっと怖いです.スキャンしてみると「正常」って出るんですけどね・・・

WWANモデルを選んだSpectre x360なのですが,このコロナ禍で出張がほぼ無くなり,生かすチャンスが無いのもちょっと残念.角にあるUSB-Cは便利なんですけどね.

2020年8月27日木曜日

プラスチックのノギス

ノギスを買いました.シンワ測定(株)のプラノギス・ポッケ.

ちょっとしたモノの大きさや穴の深さ・幅なんかを測るのに,ノギスって便利ですよね.自宅には無かったので,アマゾンで探して買いました.

金属製のものが一般的だと思うんですが,値段の安さ・軽さ・そして測るモノに傷をつける可能性が低いかな,と思ってコレを選びました.

計測器メーカーのものなので,小さくてプラスチック製ですがちゃんとノギスしてます.よくできた金属製ほどは動きが滑らかではありませんが,身の回りのものを測る程度なら十分です.

早速,手持ちの腕時計を測ってみたり.金属のノギスはそのままケガいたりできるように鋭利な刃先を持っていますが,コレなら心配ありません.

黒く見えますが半透明で,うっすら反対側が透けて見えます.白い数値も読みやすく,とても満足です.

2020年6月2日火曜日

ネックスピーカーを導入

テレワークという金科玉条を掲げてネックスピーカーを買いました. Pioneer C9wireless neck speaker SE-C9NSというヤツです.色は黒.

当方の会議や,子供のオンライン授業では,結構長い時間ヘッドフォンを使うことがあるのですが,耳にはめ込むタイプだと痛みを感じるようになりました.

ヘッドフォンだと音漏れはとても少ないですが,家族の呼びかけにも応答しずらいです.かといってスピーカーで音量を上げるのも,家族が同時にテレワークをしていると憚られます.

そんな中,耳元で音を鳴らしてくれるネックスピーカーに理想を求めたわけです.


ネックスピーカーのブームは2年前ぐらいのようで,枯れた感じの製品が目に付いたのですが,このパイオニアブランドのモデルは2019年後半の発売と新しめです.

結構太いのかな?と思っていましたが,スピーカーやボタン,バッテリを内蔵する手前側の部分が太く,背側は細くなっていて,ちょうどよいサイズ感です.

重量は100gとのことで,ほぼ気になりません.海外市場を想定しているのか,首回りはゆったりしていて,会議や授業には向きますがスポーツ中の装着は難しいかも.

マイクを内蔵しているので,遠隔会議にもバッチリです.実際に使ってみたところ,従前のマイクと差異は無いようでした.


比較的新しい製品とあって,Bluetooth 5.0対応で充電はUSB-Cです.付属のUSBケーブルはUSB-A - USB-Cのタイプで,従前のUSB充電器でも大丈夫.その代わり,USB-C充電器を使うなら別途ケーブルが必要です.なお,USB-C充電口には防水キャップがあるのですが,これは早々にダメになりそうな感じです.

ボタンは全て物理ボタン.好みはあると思いますが,手探りで操作できるので当方は気に入っています.防水コーティングがなされていて,安っぽさは感じません(安くないですけど).

スペック上残念なのは,対応コーデックがSBCとAACしかないこと.AptX系に対応しないので,据え置きオーディオで音楽を聴くとかテレビ音声を転送してゲームを楽しむといった目的にはあんまり向かないように思います.

そもそも小型スピーカーを外向きに付けているものなので,音質に期待してもしょうがないでしょ・・・ということなんでしょうが,低遅延性能はあっても良かったんじゃないかと思います.


遠隔会議で使ってみると,とっても快適です.音漏れは当然ありますが,音量を上げる必要がないので最低限で済みます.耳も痛くなりませんし,周囲の音も自然に聞こえます.

首にスピーカーとマイクがくっついていますので,離席して別のことをしながらでも会議に参加できます.ベッドに寝転がったままでもイケました・・・

ここまでくると,マイクミュートのON/OFFや「手を挙げる」操作も手許でできればいいんですが!スマホ通話用のボタンがあるのですが,Zoomで使用中に押してみても何も起こりませんでした・・・

2020年5月17日日曜日

ホームオフィス改善

非常事態宣言のもと,自宅で仕事をしているわけです.

寝室の一角,小さな作り付けカウンターが当方の「ホームオフィス」.ここで長時間仕事をすることはいままでなかったので,在宅勤務を始めてから少しアレンジしてみました.

窓にフィルム

このカウンターには目線の高さで窓があります.で,斜め方向に視線を向けると,お隣さんの窓が・・・10年以上,まったく気づきませんでした.

苦情が来たわけではないのですが,何となく対策したほうがいいかな,と思い,窓にフィルムを貼りました.Amazonに行くといろいろな種類がありますが,モザイクタイル状のものを選びました.透明感があるのに(あまり)視線を通さない,というところが気に入ってます.

レフ板

ネット会議をしていると,天井からの光で顔に影が落ちますよね.照明の追加は面倒なのでレフ板かな,と思い,これまたAmazonで検索するのですが,狭い当方のカウンターにうまく設置するのは難しそう.

とりあえず,白い紙で設置場所を検討しよう・・・とやってみたところ,正面に置くよりもカウンター面に敷いてしまったほうが良い結果になりました.結局,カレンダーの裏紙をそのままレフ板として採用.

これ,結構効果があります.普段はまぶしく感じるので,ネット会議のときだけ敷いています.

ドアの防音対策

家族もそれぞれ遠隔会議やらネット授業やらをするようになると,気になるのが音.

当方の家はハウスメーカーの規格住宅なので,屋内ドアは安っぽく,アンダーカットを含めてスキマが大きめです.このスキマを対策することにしました.

またAmazonを検索して,ドア左右・上辺には「スキマテープ」を,下辺には「風防止テープ」を貼ってみました.

当方が選んだ「スキマテープ」は「D型」と称するもので,貼り付け面だけ平面になったチューブのようになっています.やわらかい樹脂でできていて変形量が大きく,ドアの隙間を埋めるのに向いているような気がして選びました.

ドア下辺にはドア枠がありません.床に貼ると良いのかもしれませんが,なんとなく敬遠してドアに貼るタイプを選びました.この風防止テープはシリコンで,幅の半分だけに粘着テープが付いています.ドアに貼ると,スカートが付いたようになってスキマを閉じる,という仕組みです.

防音の効果について厳密な測定をしたわけではありませんが,子供からは「マシになった」というコメントがあったので,それなりの効果があったのだと思います.

しかし,防音は難しいですね.換気のことを考えると完全に密封するわけにもいかず,防音工事をする気力もお金もないとなると,試行錯誤しながら改善するほか無いように思います.

2020年5月9日土曜日

Surface Go 2 の発表

Surface Go, 使い始めて1年半が経ちました.

サブマシンとしてコンパクトかつ高品質なので,Zoomでの会議参加用に重宝しています.メインマシンの小脇に置いて,ね.

でも,Zoomのバーチャル背景機能を使おうとすると,グリーンバッグが必要と言われてしまいます.Pentium Gold 4415Yでも結構快適に動作するなあ,と思っていたものの,Zoomが本来要求するCPUパフォーマンスは結構高いんですね.

そんな中,Surface Go 2が発表されました.ARM機になるのでは,といった噂もありましたが,無事に互換性の高いIntel機のままでした.最大スペックでSSD 256GBとCore-m CPUが選べるようになりました.

ただ,待望のCoreプロセッサではあるものの,第8世代Yプロセッサとのこと.Core-m 8100YだとするとTDPは5Wなので,相変わらずマイクロソフトは熱設計に慎重ですね.LTE機が選択肢にあるのは大変良いのですが,最大スペックだと本体だけで10万円弱になります.引き続きUSB-CはThunderbolt3ではありません.

筐体サイズに変更はないので,タイプカバーはそのまま使える様子.うーん,買いなのかどうなのか・・・このサイズって,ちょっとしたカバンやバックパックにスッと入る魅力があるんですよね・・・

2020年4月15日水曜日

ダウンライト交換

在宅勤務が増え,あまり使わないと思って白熱球のままにしておいたダウンライトの点灯機会が増えました.

我が家のダウンライトは全て斜めに電球が刺さるタイプで,これまで点灯時間の長いものはパナソニックの斜め取付用LED電球に交換していたのですが,既に終了製品で入手できないようでした.

Amazonで検索すると,LEDダウンライトそのものが安価に手に入るようなので,思い切って交換することにしました.


交換前のダウンライトはコイズミADE550111という,安価で一般的なタイプです.取付穴の直径は125mmとのこと.

写真中央に見えるナットを外すと,枠と反射板が一体になった部品がパコッと取れます.

残った本体に,写真左手にチラッと見える固定金具が2か所あります.説明書に従ってこれを緩めると,灯体を穴から引き出すことができます.

コンセントやスポットライトの交換では,建築時の石膏ボードへの穴あけ施工がガサツでがっかりしましたが,ダウンライトの穴はホールソーを使っているようでキレイでした.


交換用に購入したのは,パナソニックLSEB5125LE1というヤツ.広配光・60W電球相当・電球色(2700K)という仕様です.

ごく薄い灯体に電源ユニットが固定された形をしています.箱から出すと端子台にカバーが取り付けられていて,日本の大手メーカーらしいなあ,と思います.電源ユニットは真ん中に付けてくれたほうが取付しやすいんじゃないかと思いました.

取付自体は,電気工事士の有資格者であれば何も迷うことはないですが,このダウンライトは取付バネが3か所あります.3つを手で押さえつつ,電源ユニットから取付穴へ潜り込ませるのはちょっとコツがいる感じです.しっかり付きますが,外すとなったら大変かも.

終わってしまえば,すっきりピッタリ.発光体が乳白色のカバーに覆われているので,非常にフラットな印象です.個人的には,もう少し色温度が高いほうがいいけど,電球との交換では違和感なく使用できています.

(この作業は電気工事士の資格が必要です)

2020年4月11日土曜日

フルセパレートのキャディバッグ

コースに出るとアタフタしてしまう当方.キャディバッグにクラブを投げ込んでいそいでカートに乗ることが多いのですが,次にクラブを出すときグリップが絡み気味です.

10本のクラブに6分割口枠のカードバッグを使っているので,1枠あたり2本しかクラブがないはず.でも,口枠は6分割でも内部は3分割+縦棒なので,左右のクラブが絡みます.

もちろん慌てて斜めに投げ込んでいるのが悪いんですが,どうせなら口枠どおり奥まで仕切っておいてほしいです.

で,そういうキャディバッグは無いのか,というとあるんですが,呼び名が良くわかりません.フルセパレートかな?と思うのですが,14分割口枠と混同されているような気もします.米国アマゾンなどを漁ってみると,アチラではFull-length dividers と言っているみたいです.

日本語サイトを調べて,フルセパレートであろうと思われるものを捜してみたところ,下記のような製品がヒットしました.

製品名称 タイプ 呼び径 重量 口枠 税込価格 説明文
考英舎 ハンドメイド板垣帆布キャディバッグ カート 9in 3.5kg 6分割 72,600 6分割,下まで完全セパレート
PING CB-P192 スタンド 9.5in 4.2kg 6分割 55,000 底まで6分割にセパレート
TUMI ゴルフ・バッグ カート 23cm 不明 5分割 126,500 クラブ用の5つのフルレングスの仕切り
Briefing CR-4 スタンド 9.5in 3.4kg 5分割 59,400 収納部は5つに仕切られ、底まで仕切りが繋がっているためクラブをスムーズに出し入れすることが可能です。
PALMAX ORIGINAL STAND BAG スタンド 9.5in 2.5kg 4分割 42,680 バッグ内でクラブが絡みにくいフルセパレート仕様。

定価2万円台,実売1万円台のカートバッグを使っている当方にしてみると,どれも高価ですね・・・スタンドバッグが多いのは,担ぐと様々な方向に揺れるからでしょうか.日本市場でもアピールしてもよさそうな気がしますが・・・担ぐことがほとんどない,という証左なんでしょうかね.

すぐにキャディバッグを買い替えることは考えられませんが,次はフルセパレートのヤツにしたいな,と思っています.

2020年4月2日木曜日

マクロのブリージング

APO LANTHER 110mmが来た!とはしゃいで,周りのモノモノを近づいて撮影しております.自分の認知と異なる映像って面白いですよねぇ.

手持ちはちょっと無理なので三脚を持ち出すわけですが・・・ピント位置によって画角がかなり変わるんですね.これがフォーカスブリージングってやつなんでしょうか?

カメラを三脚に固定して,ピントを変えながら撮影してみました.手許のSEL50M28(50mm等倍マクロ)も併せて比較.ピント距離はおおよそです.

SEL50M28 ピント20cm APO LANTHER 110mm ピント35cm
SEL50M28 ピント50cm APO LANTHER 110mm ピント50cm
SEL50M28 ピント∞ APO LANTHER 110mm ピント∞

カメラの位置は変わっていないのに,ピント位置を変えることによって画角が大きく変化していることが分かります.SEL50M28も結構変わりますが,APO LANTHER 110mmのほうがより大きく変化しています.

実際,マクロ撮影していて,ピント合わせのための拡大位置を画面中央から離れた場所にしますと,ピントリングを回しているうちに(画角が変わることで)対象が拡大画面の外に出て行っちゃうことがあるんです.

デフォルトだと,フォーカスアシストによる画面拡大がONなんですが,マクロ撮影のときはOFF(手動)にしておかないといけないですね.

2020年3月27日金曜日

ようやく3度目のラウンド

ようやく人生3度目のラウンドに行ってきました.先達や仲間とコースに出ると,いろいろ学びがありますね.

相変わらずスコアを語れるレベルにないのですが,他人にスイングを見てもらってコメントをもらうと,ショットが劇的に良くなる・・・ような気がします.

それなりに練習場へ通ってはいるのですが,1人で打っているとだんだんフォームが緩んできてしまうようで,体(下半身)が開き気味だ,とかボールとの距離が遠い,といったことを経験豊富な方に言ってもらえるのはとても効果的です.本当は,いつもレッスンプロに見てもらうのが良いのでしょうけど.

それにしても,ゴルフコース(というかこの大地)は平面じゃないんだな,という当然の事実を実感します.ティーグラウンドですら,微妙に傾斜があるのが普通なので,これにどう対応していくかが気持ちのよいショットを放つうえでいかに重要か,痛感します.

それから,初心者(私のこと)をスムーズにラウンドさせるために,厳密なルールを上手に緩めるやり方があるのだな,ということも分かります.ゴルフは楽しくないとね.


備忘録がてら自分のクラブセッティングを書きますと,キャディバッグには
1W, 5UT, 6i, 7i, 8i, 9i, PW, AW, SW, PT
の10本が入っています.

8iはあんまり出番がなく,9iはいわゆるチッパーのように使っています.

AW(50度)はPW(45度)よりボールが上がりやすく,かなり重宝しています.SWはバンカー用お助けクラブ(Callawy Sureout, 56度)です.安い中古品を買ったのですが,とっても頼りになります.

FWを使いこなす先達には憧れますが,当方の場合ウッド系への苦手意識が強くあるので,ドライバーの次は25度の5UTで打っています.尤も,ドライバーで失敗してラフや斜面に行くことも多いので,セカンドショットは安心感のある7iかPWを持ち出すことが多いのが実態です.

ドライバーのショットは激しいスライサーだったのですが,体が開かないようにアドバイスをもらうと真っ直ぐ飛ぶ!感動しました.ただ,スライサーの癖が悪い方に出て,左へのひっかけも多くなりました.しっかり練習していきたいですね.

早く次のラウンドしたいな!

2020年3月23日月曜日

システムカメラの存在意義とは何か

(おっさんポエム注意)

キヤノン・ニコンから135フルフレーム(フルサイズ)ミラーレスが登場した一方で,カメラ業界の不振について多くの報道を目にします.

新規格で登場した2社のカメラについては,口径論争をはじめとする他社ユーザー(主にソニーα)とのマウント合戦を目にします.

このような中,カメラ業界の不振を招いたのは誰か?といった議論もなされています.その中では,カメラ女子ブームやオールドレンズ遊びを揶揄するのが定番となっているようです.

しかしながら,「カメラ女子」や「オールドレンズ遊び」こそ趣味としてのシステムカメラの王道だ,と当方は思うのです.


プロのツールであれば,カメラに限らず要求仕様が先にあり,それを満たすものが採用されるはずです.プロのフォトグラファーが求める仕様がシステムカメラでなければ満たされないのであれば,システムカメラの存在意義は失われません.

マスマーケットを占める非プロユーザーでも,天体撮影や自動車レース,航空写真を目的とするなら求める仕様が決まるでしょう.ただし,純粋にそのような目的でカメラを購入する方は,カメラじゃなくて天体/レース/航空機が好きなのでしょう.

当方も含めて,システムカメラを購入している非プロユーザーの多くは「良い写真はもちろん撮りたいが,カメラという精密光学機器自体も好き」なんじゃないでしょうか.

目的が決まっていないから,求める仕様も決まっていない.なので,何でも言えるし言い合いになるわけです.


カメラボディに固定されている撮像素子のサイズを,なぜ135フィルムサイズで考えるのか?そこに意味はありません.

受光面積が大きいほど感度で有利なのは物理的に当然ですから,高感度を求めるなら大型素子がいいわけです.が,要求仕様が決まっていませんからどこまで大きくしていいのか決め手もないのです.結局「買える範囲で」「持てる範囲で」大きくしましょう,となるわけですが,人によって財力も体力も違いますから,統一的な解なんて無いわけです.

135フィルムサイズ用に設計されたレンズを本来の画角で使う.135フィルムサイズの撮像素子にこだわる理由はこれしかありません.

ソニーEマウントはフルサイズにしては口径が小さい.ネット上ではよく目にします.でも,さらに小さいライカMマウントを批判する人はほとんどいません.ブランド力もあるでしょうけど,歴史を生き抜いてきたライカM用レンズ群を通して世界を見てみたい,というシンプルな要求は安易な批判を寄せ付けないのだと思います.

当方も,岳父の形見であるニコンS用レンズやペンタックスTakumarレンズを使ってみたいがためにソニーαを買いました.当時は,135フィルム用レンズを本来の画角で使うためにはα7シリーズしか選択肢がなかったのです.こういう人は結構いるのではないでしょうか.


オールドレンズの「味」とは欠陥である,との言葉は全くもってその通りなのですが,それがエンターテイメントなのです.21世紀になって蒸気機関車がけん引する列車になぜ乗りたがるのか?その「欠陥」の立ち現れ方に,英知の積み重ねと先人の心意気が詰まっているのです.

システムカメラは,その「味」を楽しめるツールであり,象徴であるわけです.ならば,その象徴をファッションに取り入れた「カメラ女子」や「オールドレンズ遊び」こそ.非プロユーザーにとってシステムカメラの存在意義なんじゃないか,と思うのです.

カメラメーカーが生き残るには,「味」の象徴でありつづけるための努力や工夫が必要なんじゃないでしょうか.ライカはなんだかうまいことやってますよね.

2020年3月8日日曜日

110mmマクロが来た

コシナのフォクトレンダーブランド, MACRO APO-LANTHER 110mm F2.5が当方の手許にやってきました.

いわゆる等倍マクロで,比較的焦点距離が長い110mmとなっています.

もちろんマクロ撮影に使うつもりで買いました.すでに50mmの等倍マクロ SEL50M28があるのですが,少し離れたところから撮影する状況があり,レンズを増やしてしまいました.全く寄れないオールドレンズ,Nikkor-P・C 10.5cmに代わり当方の中望遠レンズ群の一角をなして欲しい,という期待もあります.SEL24105Gの守備範囲からも微妙にはみ出ていますしね・・・まぁ物欲なわけですが.

箱を開けると,ズシリと重いレンズ本体とフードが入っています.フードは金属製な上に,レンズ用とは別のキャップが付いています.どちらも側面からみると台形(先端がすぼまっている)ので,なんとなく松本零士メカっぽいような・・・オッサンの感想です.

SONYの90mmマクロ,SEL90M28Gと比べてコンパクトかな,と思っていたのですが,最近接撮影距離に焦点を合わせようとするとグイーンって鏡筒が伸びます.運ぶときに小さくできる,ぐらいに思っておくことにします.

α7IIに取り付けて構えてみますと,グッと被写体を寄せてくれて楽しいです.やっぱり中望遠ですからね.解像感も(当方にとっては)十分です.ホコリもばっちり写しますから,撮影のときは被写体をキレイにしておかないと・・・

中望遠で寄れる,となればボケ.ピント面の薄さには苦労しますが,被写体以外をボケさせるにはすごい効き目です.インクボトルを3つ置いて撮影してみましたが,f5.6でこんなにボケます.

35mmレンズ (SEL35F28Z) で撮ってみるとこんな感じ.ボトル同士は5cmも離れていません(SEL35F28Zの解像力もナイスですが).

ご存じのように,このレンズはMF専用で,AF機能がありません.でも,電子接点付きですので撮影情報はキチンと記録されますし,フォーカスアシスト機能も効きます.そもそもマクロ撮影では,SEL50M28であってもAFは遅いしイマイチ当てにならないので,実用上問題ありません.

そうは言っても,このレンズのフォーカスもゆっくりなので,ある程度鏡筒を見て合わせてから構えないと,フォーカスリングを延々回すことになります.重量もありフードの逆付けもできないので,持ち出すときは決意が要りますね.近くてもピントが合うので楽しくなりますが,当然ながら手振れには超シビアです.


かつて「ソニーのレンズは寄れない」と言われていた時期がありました.

しかし,近年のモデルはむしろ寄れる印象があります.ソニーのWebから,フルフレーム用レンズのデータを拾ってみました(青字はマクロ).我ながらヒマなことしますね・・・いつのまにかレンズ本数が豊富になりました.

気を付けないといけないのは,「被写体に近づいて撮影できる」と「被写体を大きく撮影できる」が必ずしも一致しない,ということ.前者はレストランで料理を撮るような,後ろに下がりにくいときに重要ですし,被写体を大きく撮りたいときには撮影倍率のほうを気にする必要があります.

近い被写体までピントがあう,という意味では,広角単焦点の新しいレンズ群はかなりイケてますね.広角ズームも結構寄れます.狭い場所での撮影だけでなく,強いパースのついた写りが楽しめそうですね.

撮影倍率のほう,マクロレンズを除くと超望遠のSEL100400GMがトップ.それに中・長望遠ズームや中望遠単焦点が続きます.意外にも?広角~標準単焦点はあまり振るいません.そういうもんなんですかね?

「寄れない」と評判のSEL35F28Z,見事に最下位でその実力を証明しました.600mmより小さいのか・・・好きなんですけどね,ZEISSの35mm.

近づいて撮れる大きく撮れる
順位名称最近撮影
[m]
順位名称最大倍率
1SEL50M280.161SEL50M281.00
2SEL20F18G0.181SEL90M28G1.00
3SEL35F18F0.22*APO-Lanther 110mm1.00
4SEL24F14GM0.243SEL100400GM0.35
5SEL28F200.254SEL24105G0.31
6SEL1224G0.284SEL70300G0.31
6SEL1635GM0.286SEL242400.27
6SEL1635Z0.287SEL70200GM0.25
6SEL90M28G0.287SEL100F28GM0.25
10SEL28700.307SEL135F18GM0.25
10SEL35F14Z0.3010SEL2470GM0.24
12SEL35F28Z0.3510SEL35F18F0.24
*APO-Lanther 110mm0.3512SEL20F18G0.22
13SEL2470GM0.3813SEL2470Z0.20
13SEL24105G0.3813SEL200600G0.20
15SEL2470Z0.4015SEL1635GM0.19
15SELP28135G0.4015SEL1635Z0.19
17SEL50F14Z0.4515SEL28700.19
17SEL50F18F0.4518SEL35F14Z0.18
19SEL242400.5019SEL24F14GM0.17
19SEL55F18Z0.5020SEL28F200.16
21SEL100F28GM0.5720SEL400F28GM0.16
22SEL135F18GM0.7022SELP28135G0.15
23SEL85F14GM0.8022SEL50F14Z0.15
23SEL85F180.8024SEL1224G0.14
25SEL70300G0.9024SEL50F18F0.14
26SEL70200GM0.9624SEL55F18Z0.14
27SEL100400GM0.9824SEL600F40GM0.14
28SEL70200G1.0028SEL70200G0.13
29SEL200600G2.4028SEL85F180.13
30SEL400F28GM2.7030SEL35F28Z0.12
31SEL600F40GM4.5030SEL85F14GM0.12

2020年3月3日火曜日

OPEL日本市場復帰とな

欧州自動車ブランドのOPELが日本市場に復帰するそうですね.

当方,OPELの車にはあんまり興味ありませんが,どうやって日本市場に食い込んでいくのか,その手法には興味深々です.

なぜかといえば,全然いい方法が思いつかないから.


当方,ヤナセとVWがゴタゴタしてOPELがヤナセ扱いになった時分に大学生でした.先輩のベクトラ (Vectra-B)を借りて関越を走った思い出があります.

当時はGMの欧州部門だったわけですが,そのインターナショナルな味付け,言い換えると特徴のなさが特徴,というクルマでした.

その後,2012年にイタリアでアストラワゴン (Astra Sportsturer)のレンタカーを利用しましたが,運転しやすいが特徴はない,という印象は変わりませんでした.

当方にベクトラを貸してくれた先輩は,実家が開業医でヤナセと長年の付き合い,という方でした.おそらく当時はこのようなパターンが典型的だったのだと思います.ベクトラが故障で入庫すると「代車でキャディラック(セビル)が来たけどすごくイイ」と言ってましたので.

これ以外だと,輸入車としては低価格だったヴィーダ(コルサ)を若者(特に女性)向けにプロモーションする,というパターンだったと思います.プジョー206やVWポロ (6N), シトロエン C3(初代)もそういう傾向があったように思います.

サポート体制の問題から,VW以外はほぼこのときの獲得顧客は失っているようですが.


おそらく今回のOPELも,「他人と違うクルマに乗りたいがそんなにクルマに詳しくない」という人たちをターゲットにするのでしょう.

まずはネット検索での上位を自社の記者会見で埋め尽くし(実行済),「ジャーマン」のイメージを前面に出そうとしていますね.今後はメディアに提灯記事を出しつつ,女性誌と連携して売り込みを図ると予想します.

ただ,旧OPELのメンテナンスを新OPELがやらない(正確には「未定」)と言ったことは,いくつかの自動車メディアから批判されていますね.新OPELは「絶対に撤退しない」と言ってますが,信用できるのか,と.

PSAグループになり,日本の気候や交通環境への適合も(多大な先人の犠牲の上に)向上していますから,以前ほどはトラブル多発にはならない,のではないかと思います.その代わり,フランスブランドのドイツ派出所みたいな印象も付いて回るでしょう.

経済力が落ちた日本市場を考えると,軽自動車でなく普通車,しかも輸入車を選ぶ層は以前より限られていると思います.多くは「ブランド&イメージ」を購入しているはずで,フレンチエスプリとかジャーマンパフォーマンス,イタリアンデザインなどにエクストラコストが支払われているように思います.

ではOPELには何があるのか?やっぱり「輸入車としては安い」で勝負するんでしょうか.なんとなく再撤退が見えているような・・・


どんな手際で日本市場での復活を果たすのか,楽しみです.

2020年2月24日月曜日

spectre x360 13 (2019) 使用感

HP spectre x360 13インチ,2019-2020モデルについて使用感をば.比較対象は2年前のタブレット型2in1, HP elite x2 1012 G2です.

いいところ

狭額縁なのにWindows Helloはよく機能します.テントモード(上下逆)にしていても大丈夫.

角の欠き取り部にあるUSB-C.わざわざこんなデザインにしなくても,と思っていましたが,意外と取り回しに役立ちます.2in1はヒンジ側にケーブルを挿せませんからね.

i7-1065G7,さすがにコア数がi7-7600の倍あるのでそれなりに早い.iris plusもUHD620に比べると5割増しぐらいのパワーがありそう.ただ,他に搭載機が多いi7-10710は6コアなのでCPU性能は上.iGPUとのバランスではどうなんだろう?

Optaneメモリのおかげかキビキビ感を感じます.尤も,当方のelite x2はSSDに問題を抱えていたのかもしれないな,と今になって思います.

LTE対応機を(4Kディスプレイを諦めて)わざわざ選んだので,当然LTE対応です.eSIM対応ぽいし.

イマイチなところ

YOGA型2in1なので厚い.重さは50gも変わらないんですが,コラボレーションキーボードを付けたelite x2よりかなり厚いです.ただ,画面が16:9なので細身だから,カバンへの収まりはそんなに悪くありません.

分かってはいたけど,Dragonflyの軽量版(999g)と比べると重い.店頭で比べると軽いショックを受けます.まだアチラは求める仕様が選べない状態ですが・・・

USB-C (Thunderbolt) 系の挙動がいまいち不安定なんです.eGPUとは起動タイミングの相性があるようで,接続したまま再起動できません(ブラックアウトしたり延々再起動状態に留まったりする).RAZER Central (RAZERの管理ソフト)が起動してから接続しないとダメみたいです.Windowsの仕様も変わっているみたい(承認が不要にったりしている)も関係していそう.

ディスプレイと通常のUSB-C接続したとき,状況によっては「充電していません」になったりする.電力不足なの?elite x2 1012 G2ではほとんど問題なかったのに,残念.アップデートで欠点が解消されることを期待しています.

ディスプレイはいい発色で視野角も広いのですが,やはりUHDの3:2ディスプレイと比べれば雲泥の差.横長画面にウィンドウを並べると解像度不足を痛感します.

2020年2月20日木曜日

スキンシール貼ってみた

HP spectre x360 13にスキンシールを貼ってみました.

オリジナルの姿も良いのですが,カバンに滑り込ませると白っぽいコスリ跡が残るようで,ちょっと気になったのです.

若干,WWANモデルではポセイドンブルーが選べないことへの反感もありましたので・・・

HPのビジネス系PC?にはスキンシールなどほとんど発売されていませんので,サイズが近いSurface Laptop用のものを購入してみました.

Surface Laptopのほうがひとまわり大きいので,現物合わせでカットしながら貼り付けました.spectre x360の地色が地味なので,多少ずれても気にならない・・・はず.

裏面は吸気口もあるので,ちょっと手抜きしました.地色のチャコールとマッチしている・・・自画自賛ですね.

購入時,曲面にはどうかな,と多少心配しましたが,何事もなかったかのようにフィットしました.イメージがかなり変わって楽しい!尤も,使用中はユーザーの目には入らず,テントモードにすれば隠れちゃいます.持ち運び時のちょっとした楽しみ,という感じでしょうか.